この日は稚内から10:50のフェリーに乗って礼文島に向かう為、6時起床で6時半前には道の駅を出発。
オロロンラインは予想通りの道で多少緩やかなアップダウンもあるけど、ひたすら直線に近い海岸線を北上していく。

平日早朝と言う事もあり、対向車も殆どすれ違わない状況なので淡々と定速運転で進めるから、燃費計の値がどんどん上がっていく。上がっていくのが楽しいからより省エネ運転となり更に燃費が向上すると言う好循環になっていましたww
まぁ愛車のフリードスパイクは1.3t超えの重量で1500ccしかないので、スピードを出す気には全くなれませんがね(苦笑)時々レビューとかで必要にして十分とか書いている人がいるけど、遊び車として荷物満載で人を乗せて高速走行しようとしたら明らかにパワー不足です、必要条件は満たしているけど到底十分なんて言えない・・・
閑話休題
手塩の街を過ぎると右手にオトンルイ風力発電所が見えてきます。

これも流石北海道って感じの風景ですよね。相変わらず空はべったり曇天ですが。
発電所を過ぎて右に曲がり向かったのはサロベツ原野にあるサロベツ湿原センター。ちょうど到着したらセンターが開館したので非常に良いタイミングでした。中にはサロベツの高層湿原の説明や泥炭についての説明などがあり、ついついパネルを読みふけってしまいます。
センターから外に出ると湿原を一周できる自然観察路(木道)があったので、折角なのでぐるっと回ってきました。
歩き出して直ぐ目に入ってきたのは、泥炭採掘に使用された浚渫船。

なんか格好いいです!
湿原にはエゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)やその他色々な花が咲いていましたが、朝早い所為か木道を散策する人はおらず、でっかい望遠レンズを構えたバードウォッチングな方々は結構いました。

確かに鳥の鳴き声が良く聞こえていたので、色々珍しい鳥も見られるのでしょう。

ぐるっと湿原を見て回って、再び北上します。
10時過ぎに稚内フェリーターミナルに到着、ここからフェリーで礼文島に渡ります。計画を立てた時点では礼文島に行くか利尻島に行くか、島で泊まるか良く考えていなかったのですが。まず利尻島へ行くフェリーの出発時間が9:50という事でちょっと難しい、翌日からの予定を考えると島で一泊するとやっぱり大変という事で、日帰りでの礼文島行きとなった。

車を駐車場に停めてフェリーに向かいます。定刻通り就航したフェリーは定刻通り12:45に礼文島に到着。
香深港では礼文島キャラクターあつもんがお出迎えしてくれていました。あと謎な着ぐるみがタラップを歩いて渡ってあつもんと抱擁していた。この謎キャラクターについては後ほど判明!

フェリーを降りて先ず向かったのは炉ばた ちどり

ホッケちゃんちゃん焼きにうに丼と言う贅沢セット!
チャンちゃん焼きの方は半生で食べる感じで美味しいのだけど、ちょっと味噌が濃すぎた。一応自分で調整できるのだけどそれでも濃い感じ。再びの馬糞雲丹は事前情報がなければえっと思うくらい小さい器で出てきます。中にも雲丹が入っている二段重のスタイルなので雲丹はたっぷりなんだけど、前もって知っていても驚いてしまいました。
お腹いっぱいになったところで再び港に戻り、定期観光バスの半日コース「夢の浮島礼文めぐり」を利用して島内観光。直前までレンタルバイクを使って適当にぶらつこうかと思っていたのですが、天候が更に下り気味だったので素直に観光バスを選択。
観光バスは半分位の乗車率だったかな?あの地で6月の平日という事考えれば結構な客数だと思ったのですが、どうなのかな?
ガイドさんの案内を聞きながら向かったのは澄海岬。高山植物が普通に咲いているとても綺麗な海が見所ですが、天候が怪しくてそそくさと退散。
次に港で出迎えてくれた礼文島のキャラクターの元となっているレブンアツモリソウ群生地へ

シーズン終わりギリギリだったようですが、礼文島にしかないこの花が見られました。群生地と言うには非常に狭いエリアであり、あっという間に見学路が終わりました。それだけ厳しい状況なんだろうなと思われます。
次に向かったのは、何とも微妙な表現を用いる日本最北限の地スコトン岬。いや本当に誰ですかこんな微妙な二つ名つけた人は(苦笑)

ここはとにかく風が強くて、体感気温がだだ下がりでした。晴れた日には遠くサハリンを望むことが出来るらしいけど、サハリンどころか目の前の島も時々見えなくなる様な状況でした。
岬に行って凄く気になったのが写真右下に写っている建物。

何かと思ったら、まさかの民宿!?
いや凄い所に建っていますね。これ海が荒れたらちょっと洒落にならない怖さを味わえるのでは?なんて思ったのだけど実際はどうなんだろうか?海側からの写真を見たら其処まで無茶な立地じゃないようですね。でも現地で見たときは何の冗談かと思いましたよww
突端まで行って寒くなったので戻って来たら、駐車場の方から先ほど港で見かけたマスコットが岬の方へ向かって歩いていきました。

一体なんだろう?って思って近くにいたスタッフさんらしき人に尋ねたら、彼は北海道日本ハムファイターズの球団マスコットキャラクターで、北海道の全市町村を回るキャンペーンを実施していて、その一環で礼文島に来たとの事。なる程だから港であんな演出?があったのか。
しかし強風吹く中、雨まで降り出したのにカメラマンと一緒に突端まで歩いていく姿は非常に根性を感じさせましたね。いや中の人も大変だ!!
再びバスに乗って向かったのは最後の目的地桃台猫台。目的地に近付くほど天候がどんどん悪化して本格的に雨が降ってきましたよ。目的地に到着した時にガイドさんが、天候がアレなので余り景色も良くないし、足元が悪くなっているので行きたくない方はバスで待ってて下さいという始末・・・

まぁ実際展望台に立つとかろうじて猫岩は見られたけど、桃岩の2/3は雲の中って感じでしたね。
雨風に追い立てられるようにバスに戻って観光終了、香深港に戻ります。この観光バスはフェリーの出向20分前に港に戻ってくると言う、かなりタイトなスケジュールを組んでいる(バスを降りたら直ぐにフェリー乗り場なので基本的には問題ないらしい)のですが、この日は悪天候の所為か15分ほど早く戻ってきたのでお土産を買う時間も取れましたww
帰りのフェリーは結構な混雑で行きの倍以上乗っていたと思います。行きは昼便だったから少なかったのかな?
そしてこの帰りのフェリーの運行時間はちょうど日が沈む直前なので、晴れていれば最高の夕日に出会えた筈でしたが、先程より少しは回復してきたけど、相変わらずのべったり重い雲が広がる状況では全く何も見えません。夕日だけではなく朝のオロロンラインを走っていた時も含め、利尻富士も見ることは適いませんでした。時か今度は利尻富士と夕日を見に行きたいものです。
また礼文島は花の島と呼ばれているようですが、やっぱりバスでの半日観光では今一実感し難いです。天候の所為もあったと思うけど、花の島を体験したいなら短くてもいいから、散策コースを自分の足で歩くべきでしょうね。
7時過ぎに稚内港に到着し、再び車に乗って向かったのは僅か1km先のロシア料理店ペチカ。コース料理を頂きましたが、う~ん可もなく不可もなくって感じでしたか。隣の団体様の宴会がすげー喧しかったのでさっと食べて出てきました。
そして本日の温泉はそのペチカの直ぐ隣にある稚内天然温泉 港のゆ。
比較的最近出来たらしい、まぁ中身的には温泉付きの普通のスーパー銭湯。一階に港ノスタルジーと言う在りし日の樺太への入り口、稚内港駅舎が再現されていて、そこにちょっとした説明等があり、やっぱり片っ端にそれを読んでしまうのであった。函館もそうだけど、列車の終着(始発)駅で航路と結ばれている所って凄く歴史と言うか色々積もったものがありますよね。
さっぱりした後は本日の車中泊予定地宗谷岬を目指します。
大体30分くらい、22時半頃一般の人が行ける日本最北端宗谷岬に到着です!!

モニュメントがライトアップされていましたが、こんな時間に一人で見るととても不気味でした(苦笑)写真を撮ったところで5日目も終了~って言いたい所でしたが、twitterで「最北端の地は風が強い~~!!車が揺れて寝難いけど仕方無いかw。」って呟いたらヒグマ大丈夫の返事を貰う。
そして更に謎の三毛別羆事件wiki推しを頂くww
たぶん寝る前に読むものじゃないだろうと言う、痛いの辛いの嫌いなヘタレの防衛本能従い、後で読みますね~と言ってそのまま就寝。で後になってwiki読んでてみたら三毛別って、前日車中泊した苫前の方がよっぽど近いと言うかほぼ現地!wwいや前日に聞かなくてよかった~
五日目走行距離 : 180km
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