堀江被告の保釈決定
珍しくニュース系の話が続きます、何となく書きたい事が続いたので。
ライブドア:堀江被告の保釈決定 地検準抗告で執行を停止
裁判所がようやく堀江被告の保釈を認めました、検察は意固地になっているようですが・・・
でこのニュースに対してネット上の日記等を見ると(ネット上と言っても殆どmixi内の日記だが)かなり感情的になって、それ文句の言い方間違っていないか?と思う書き込みが多数見られた。
確か保釈って法律で認められている正当な権利ではなかったのでしょうか?私もあまり自信がなかったのでWEBで検索したら幾つか引っかかった。
保釈~身柄拘束からの解放~
堀江被告の保釈申請却下
法律でちゃんと認められている権利を行使しただけなのに、金で自由を買ったとか、金持ちは犯罪を犯しても大丈夫なんだとか、明らかに釈放と勘違いして脊髄反射で書いている人達が多数いる。別にその日記を書いている人が直接堀江被告からなんらかの被害をこうむった訳ではないだろうにエキサイトしている人がいっぱい。
そりゃ三億円ポンと払ったと聞けば私も羨ましいなぁとか妬ましいなぁとは思うけど、その程度に愚痴るぐらいですよね。だって何と言われようと彼はちゃんと働いてそのお金を稼いだのだから、少なくとも起業してから洒落にならないくらい働いた筈だ、そうでなければ絶対会社は大きくならないし。
そもそも今回のライブドア問題、検察の強制捜査から、マネックス証券のいきなり担保価値ゼロ事件、東証の一方的上場廃止と本体の粉飾決算よりその後の数々の対応の方がはるかに問題があるのではと思う。堀江被告の容疑の中に風説の流布があったけど、どちらかと言うと検察やマネックス、東証に適用した方が良いのではと思う。
粉飾決算は確かに犯罪です、だけど同じレベルの犯罪は多分に日本の企業の何処を叩いてもボロボロ出てくるであろう、特に大企業であればあるほど。もし今後同様の事件が起きたなら検察は全ての企業のトップを即拘留するのだろうか、東証は市場へ影響など気にも留めずにさっさと上場廃止にするのだろうか?と言うか今回の対応が正当な行為だと主張するならば、今後も同じ対応をしなければ看板に偽りアリだ。
そもそも株価の上昇も粉飾決算だけど起きたわけではない筈、マネックスのアナリストだってきっと薦めた時があるはずだ、またマスコミだって散々持ち上げてヨイショしてきたと思うけど、いきなり手のひらを返して自分も被害者のように振舞う。
なにやら株主が損した分を返せとか集団で訴えるようですが、上にも書いたけど訴えるなら、ライブドア株を持ち上げていたマスコミや証券アナリストも一緒に訴えるべきなのでは?何より全体の相場を滅茶苦茶にしたマネックスこそ訴えるべきでは?と思ったりするけど、どっちにしても株で損したと言って、お金返せと言う事はとっても恥ずかしい行為に感じるのは間違いでしょうか・・・
今年になってすぐに起きた一連の騒動、マスコミの手の返しっぷりとか損した人達の無茶苦茶な要求等々ニュースを聞く度に非常に違和感や気持ち悪さを感じている。ライブドアと堀江被告達、粉飾決算の罪が本当ならその分の罰は受けるべきでしょう、でもそれ以上の罰は私罰=リンチみたい、何か明らかに変なベクトルの力が働いているのでは?などと穿った考え方をしてしまいます。
ライブドア関連の世間の反応はともかく、今回のニュースで一番驚いているのは、保釈されたら自由だと思っている人が沢山いた事だな。保釈って結構良く聞く言葉だと思っていたのだが・・・
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コメント
これって、耐震偽装の件と同時期に
報道されている気がする。
国民の関心を分散させようって?
なんか裏でもあるんでしょうか
その裏でさらにとんでもない法案がどんどん出されている。
大丈夫なのかニポン。そして俺
投稿: owa | 2006/04/27 11:51
何と言うか裏があった方が色々辻褄あうと思えるほど、
タイミングが微妙ですよね・・・
投稿: だっくす | 2006/04/28 01:43