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脱線事故から一年

鉄道事故としては近年まれに見る大惨事となったJR福知山線で起きた脱線事故から早一年、この事故でお亡くなりなった方被害にあった方全てにお悔やみとお見舞いを申し上げます。

今日のニュースでは勿論トップ扱いでしたね、当時のJR西日本の安全に関する認識、利益至上の企業方針など問題点は山済みだったのでそれがどう改善されたのか、もしくは実は何も変わっていないのか、は非常に気になりますね。

ただ私がこの事故で一番記憶に残っているのはマスコミによる報道への姿勢の歪さでした。ボーリング大会に何人参加していただの、その内何人かは二次会に行っただの、今日はオーバーランが二件ありましただの、記者会見ではまるで自分の知り合いが殺されて半狂乱になっている様な感じでJR側を罵倒する記者、死んだ被害者の生前の行動の数々をひたすらお涙頂戴の為に根掘り葉掘りの取材を行って流す番組。

今ぱっと思い出すだけでもわらわら出てきますよ。元々芸能関係のゴシップとニュースをごちゃ混ぜにしている様なワイドショーならともかく(それだって良いとは思いませんが)通常のニュースでも上記のような報道がなされていた事実に眩暈がしました。当時のネット上では大分マスコミの報道が批判にさらされていたと思います。

この事件で以前から感じていたマスコミに対する不安や不信感は非常に高まった気がします。元々天災人災を問わず事故によって亡くなった方の生前の行為や行動を報じる意味が分からず疑問に思っていた。その人は良い人だから死んだのか?別の言い方をすればネタにならない生き方をしている人が死んでも報道する価値はないのだろうか?

誘拐や殺人なら本人の人となりも影響するだろうが事故は無関係に起こるはず。何よりも大事なのはどうしてその事故が起きたのか、どうしたら未然に防げたのか、だれがその責任を負うのか、今後この様な事が起きない為にはどうしたら良いのか等々を取材して報道すべきではないのか?

その結果が視聴者に痛みを強いる物ならそれはそのまま報道すべきなのでは・・・今回の事故で言えばどうして列車の本数が多くなったのか、どうして遅れが定常的に発生していたのか、そしてその遅れを何としてでも取り戻さなければいけなかったのか・・・JR西日本の利益至上主義が一番の原因なのは確かだが、電車の数を増やせ、スピードを上げろ、時間に遅れるなと要求していたのはJRを利用している客ではなかったのか?

私のお粗末な頭で考えても色々疑問が出てくる状況は異常だと思うし、頭の良さを自負する方々には分かりきっていることではないのだろうか?この事故から一年のニュースを聞いて本来の事故よりどうしてもそちらの対策の方が気になっています。

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