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あっと言う間

初七日も過ぎました、ほんとにあっと言う間に・・・

通夜会場となる葬儀専用ホールの控え室に寝かされていた祖母は本当に穏やかな表情でした。最後を看取った叔母の話では、すぐ傍で看病していた叔母ですら気がつかない程に静かに静かに息を引き取った様です。93歳と言う年齢も年齢でしたので大往生と言ってよいと思います。

納棺する時になってあらためて実感として元気だった祖母の死を受け入れる事になりました。

その後通夜もつつがなく進行し、会場で夜通し付き添う事になった私の父(四男)と喪主(三男)と分かれて近所の宿泊施設にて休息をとる。

翌日は昼頃に親族が揃い告別式が始まる。読経、焼香と進行しいよいよ最後のお別れの時を迎えました。先にも書いた通り大往生だったと思うし、去年の時点で年を越せるのか分からないと言われていたので平常心でいられると思っていたのですが、やはり駄目でしたね。お花を飾るにつれ自然と涙が流れていました。

葬祭場からほんの10分も移動すると火葬場に到着です。住宅地のど真ん中にあり、最近の施設では煙突もなく、ただの公園の施設にしか見えませんでした。そんな新しい設備でも火葬には2時間掛かると言う事で一旦葬祭場に戻り、食事の後に再度火葬場へ移動です。

お骨上げです。出てきた台の上には頭蓋骨も大腿骨もしっかり綺麗に残っていました、あまりにも立派に残り過ぎて骨壷に入らない骨を小さくしたり(綺麗に残ったから小さくしなければいけないってのが少し悲しいですが・・・)、結構な量が台の上に残ってしまいました。これは火葬場の職員さんもお経を上げて下さったお坊さんも、更に葬祭場の職員さんも驚いていました。

祖母は胆管が詰まってしまう病気で亡くなったわけですが、それ以外は93歳とは思えないほど本当に丈夫な健康的な体を持っていたんですね。変な話ですがその場にいた親族一同、皆きっと祖母の様な体でいたいなと考えたと思います。

大正、昭和、平成と過ごした93年、本当にお疲れ様でした。安らかにお休み下さい。

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