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ぐるっと北海道旅行 8日目

いよいよ北海道滞在の最終日です。8時過ぎに行動開始して向かったのは釧路市湿原展望台。

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この展望台から木道散策が出来ます。ただ入り口にやたら熊出没注意!な看板があり、まだ朝も早く周りに他の観光客も居なかったから、独り旅の身としては少し嫌な感じ。でも良く見ると情報がやたら古い・・・注意喚起も大事だけど、ある程度情報は精度良く発信してもらいたいものだ。

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さて少し進むと木道から離れて湿原の遊歩道に向かう途中、旧石器時代から縄文・続縄文時代を経て擦文時代に至る重複遺跡とされる北斗遺跡の復元住居があります。

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恥ずかしながら此処に来るまで、アイヌ文化の前身と言われる擦文文化と言う存在を知りませんでした。もう少し先に進むと史跡北斗遺跡展示館があるのですが、そっちに行くと遠回りで時間が掛かりそうだったので、かなり悩んだけど今回はパスする事に。

さて遊歩道に出るとえらくまっすぐな道でした。とっても人工的な道なのに凄く荒れていると言うか、草に埋れてしまいそうな感じがする不思議な遊歩道。そしてこれまた事前の情報収集不足でしたがこの遊歩道は、昭和43年に廃線となった鶴居村営軌道の線路跡を利用して作られた道だったのですね。なる程道理で真っ直ぐな訳です。

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この遊歩道を歩いている途中にタンチョウと思われる鳥が飛んでいくのが見えました。残念ながら写真を撮る余裕はなかったのですが、中々良い経験が出来ました。遊歩道を離れて再び木道に戻って階段を上りサテライト展望台から湿原を一望。

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色々見ながら歩いた所為か、1時間半近く掛かって一周してきました。最後に折角だからと展望台内にある資料館?にお金を払って入ったのだけど・・・何ともしょぼい展示しかなくてがっかり。これでお金取るのは詐欺じゃなかろうか?これが湿原保護に役立つ筈と思えば何とか・・・

さて折角釧路湿原まで来たのから、よく写真などで見かける湿原を蛇行して流れる川が見たいと思って細岡展望台へ向かいます。

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釧路川が蛇行している姿が綺麗に見えます。ちょうどこの展望台の下にくしろ湿原ノロッコ号が走る釧網本線があるんですね。凄い所に線路を通したものです、時間に余裕があったら列車で観光したかった。

さてここに来るまでに近辺の観光ガイドを見ながら来たのですが、前日くらいから凄く気になっていたのが、阿寒湖畔にあるアイヌコタンの文字。そして先ほど見た北斗遺跡で擦文文化とか始めて知ったので、どうしても行って見たくなり、当初予定ではこの後十勝に向かう予定だったのを、阿寒湖経由で行く事に変更。で阿寒湖に行くんだったら途中にある、非常に行き難いコッタロ湿原展望台に寄り道しようと決定。

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途中の道は砂利道でもうもうと土埃を上げて進みます。そして初日の函館以来一週間ぶりに青空が見えてきました。隣に流れる川が見えたり隠れたりと中々に趣のある風景の中を走り続けると展望台下に到着。展望台に続く階段はかなり急で結構難儀したけど、その甲斐がある風景が眼前に広がります。

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本当に手付かずの自然が広がっていて、とにかく素晴らしい!!

しばし絶景を堪能した後に阿寒湖に向けて出発。結局前日の泊まった道の駅からほぼ釧路湿原を一周した感じになりました(苦笑)そして一時間ちょっとで目的地阿寒湖アイヌコタンに到着しました。

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とても雰囲気あるコタンでワクワクして中に入ったのですが・・・

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あれっ?お土産屋さんばかり??

はい、またまた事前情報不足でした。てっきり資料館か博物館的な物があると思い込んでいたのですが、残念ながらそういう施設はなく、そのかわりと言って良いのか専用の劇場が作られていました。ただタイミングが悪く始まったばかり&それを見ていたら時間が足りないと言う事でお店を回って雰囲気を味わって終了とします。

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ただ立ち寄ったこちらのお店では、アイヌ衣装を着させてくれたり、ムックリを買ったらその鳴らし方まで教えてくれたりと、普通のお土産屋さん以上に色々楽しませてくれました。

そして此処まで来たのだからと阿寒湖も見学しようと湖畔の駐車場に車を停めたら、直ぐ隣に阿寒湖畔エコミュージアムセンターがありました。そんなに広くないスペースに色々展示してあり、釧路湿原と違い無料!でもこちらの方が見所が沢山ありました。時間がないと言うのに相変わらずの雑学好きの性で展示物を片っ端に見て行きます。ここでもアイヌの文化と自然との関わり等が紹介されていたので中々為になりました。

展示物を見終わってようやく阿寒湖とご対面!の前にボッケとご対面!!

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アイヌ語で「煮立つ」という意味らしい泥火山の噴出が見られます。当たりにはお馴染みの硫黄臭がかなり強いです。そしてその直ぐ脇に阿寒湖が広がっているのですが、その湖岸にも温泉が湧き出ていて湖だけどこの辺りでは水ではなくお湯でした。

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予定外でしたが阿寒湖は来て良かったと思いましたが時間は既に3時前、予定より大分押してしまいました。急いで帯広に向かいます。途中山越えでは夕立的な雨に降られてどうなるかと思ったけど、帯広に着く頃には止んでくれて一安心。

さて帯広と言えば!

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ばんえい競馬!!

いやそれだけじゃないだろうけど、アイマスクラスタに属する身としては一度は訪れるべき土地ですww

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5時頃に到着したけど、当日はナイター開催なので大体レース中番。しかし予想通りとは言えこのスタンドの閑散っぷりは悲しいものがありますね。まぁ今はどの公営ギャンブルも程度の差はあれ同じ問題を抱えているのでしょうが・・・

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なんて偉そうな事言いましたが、これが私の人生初馬券!と言うか初投票券 (公営競技)!記念すべき初馬券は何も考えずに買った記念馬券で、定番の765に876それにやよいです。

まぁ当たる訳もないですが、中の馬券売り場には初心者の為の説明コーナーとか買い方マニュアルとか置いてあって、いろいろ頑張っているのが良く分かりました。周りを見てると結構若い人で初心者っぽい人がそれなりにいました。ギャンブルではあるけれど北海道開拓につらなる文化だと思うからこれからも頑張って欲しいですね。

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スタート直前の風景

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第2障害を越えていくばん馬と騎手。

客が馬と一緒に歩いて移動出来るのが楽しいです。知識としては知っていたけど目の前で見ると迫力が違いますね!

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次のレースのパドック。ばん馬は本当に大きいですよね~

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場内の彼方此方に銀の匙のアニメポスターが貼ってありました。アイマスよりも遥かに人気の高い漫画ですので、少しでも広まると良いですね。

3レースほど遊んで競馬場を出ました。この秋にアイマス個人協賛まつりが行われる可能性があるらしいのだが、参加出来たら良いな~

さて折角帯広に来たのだから豚丼を食べねばと言う訳で、車で行き易い店を見つけて行ったのだが・・・客が誰も居ない・・・土曜日の7時前だよ??

不味くは無いが特徴もない、味噌汁が別料金ってのも理解し難い、そして何より誰も居ないというのはそれだけで不味くなるね。失敗した~と後悔しながら帯広を後にしました。

後は何もない襟裳岬を含む日高地方は丸ごとすっ飛ばして、カーフェリーのさんふらわあに乗るべく苫小牧に向かいます。

深夜1時45分に出航するだいせつに乗船して今回の北海道旅行も終了。後は大洗からちょいちょいと帰るだけ。


八日目走行距離 : 493km

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ぐるっと北海道旅行 7日目

7日目は宿の温泉につかり、朝食をしっかり食べて8時半位に行動開始!

当初予定では表側から摩周湖見学して根室方面に向かうつもりでしたが、宿のおじさんに今日の天気なら摩周湖は絶望的だから折角なら神の子池を見てきた方が良いよ。とアドバイス頂いたので裏周りで行く事にした。

30分ちょっとで神の子池に到着。

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評判どおりの美しい池でした。決して大きくない池でしたが、そこから流れ出る小川は一日12,000tもの大量の湧水もなっとく出来る清流でした。この清浄感は暑い時期にきたらさぞ癒されるでしょうね。

最近観光地化された様でまだまだその神秘性を秘めている感じでしたが、更に観光地化が進むと残念な感じになってしまうのかな?

神の子池を後にして向かったのは裏摩周展望台。

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はい展望台で既に霧に包まれています(苦笑)

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勿論湖なんてあるのかすら分かりません!霧の摩周湖とかそう言うレベルじゃないですww

早々に車に戻り、次に向かうは中標津、ツーリングライダー達の聖地とも言われる開陽台です。

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はい、ここも素晴らしい曇天で地球が丸いどころか、周りに何があるのかすらよく分かりません。仕方ないから展望台内にあるお店でお土産と美味しいジェラートを頂きます。

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展望台に連なる町道北19号道路、通称ミルクロードはかろうじてその雰囲気を味わえました。

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そこから向かったのは、離島を除けば日本の本土最東端となる納沙布岬!

に行く途中に根室で昼食。根室と言えばエスカロップ?と言う事で頂いたのですが・・・

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不味くはないです、美味しいのか?と聞かれれば美味しいと答えるけど、何かくどい。当たり前だけど今風の料理ではないですね。まぁ一度食べたらそれで十分でした。

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さて納沙布岬がある根室半島は想像していた風景とは違い非常に平らでした。すぐ隣にある知床半島が自然遺産にも指定される山々と原生林に覆われているので同じ様なイメージを持っていたのだけど、完全に思い込みでした。なだらかな丘陵が広がり狭い半島なのにとっても雄大な風景を堪能できます。

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納沙布岬の直ぐ隣には北方館 望郷の家があり、北方領土について色々展示されています。分っていたけど改めて、つくづくロシアと言うかソ連は屑だなと・・・

ここからのんびりと釧路に向かうのですが、途中厚岸の道の駅で休憩。厚岸と言えば牡蠣!と言う事で牡蠣を食べたかったのだけど、時間が4時前と非常に中途半端な時間だったので断念。

釧路で適当に海鮮BBQのお店で夕食を取り、本日の車中泊地道の駅 阿寒丹頂の里に向かいます。そして本日の温泉は道の駅のお向かいにある丹頂の里温泉 赤いベレー

七日目走行距離 : 412km

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ぐるっと北海道旅行 6日目

6日目、日本最北端の駐車場で迎えたは朝は相変わらずの曇天でした。

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道路を挟んで何件かのお店とその向こうが高台になっています。

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高台に上がって全体を見下ろすとこんな風景が広がっています。

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そしてその高台から続くのが宗谷丘陵

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この写真じゃ分かり難いけど、氷河期に形成されたという独特な丘陵地帯の素晴らしい風景が広がっています。曇天の所為で今一でしたが、それでも十分雄大な時間の流れを感じられる風景でしたので、天気が良ければ本当に素晴らしい感動が得られるのでしょうね。またこの雄大な時間を感じる自然の中にある沢山の風力発電所が何故か凄くあっているのでした。

宗谷岬に行ったなら是非此処は走るべき場所だと思います。

宗谷岬を後にしオホーツクラインを南下します。

海岸沿いだったり、湿原の中を走りぬける道路、直線区間が多く起伏も少ない良い意味で景色の変化が少なく、とても気持ちよくゆったりと走れる道です。前にも書いたけど愛車フリードスパイクはスピードを出す気になれない(出したくない)車なので、前日のオロロンラインと同じ様に淡々とのんびり走り続けました。

これで青空が広がっていたのなら本当に気持ちが良いのだろうな・・・

3時間ほど走り続けて興部に辿り着いたら、ちょっと右折してノースプレインファームへ。朝ごはんを食べずにいたので早めの昼食を取る。

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肉の旨みをたっぷり感じられるハンバーグを食べ、食後に牧場ならではのソフトクリームを頂いてお腹いっぱい!

再びオホーツクラインを進みます。

途中サロマ湖があったので寄り道観光しようかと思ったのだけど、湖を一望出来る展望台は幌岩山の山頂にあり、砂利道の林道を登っていかないと行けないと言う場所で、見上げた先はどう見ても雲の中な感じで行くの断念。

3時過ぎに網走到着。網走と言えば刑務所だよな?と言う単純な思い込みにより向かったのは博物館 網走監獄

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だけど見学を終えた時に感じたのは"止めておけばよかった"と・・・

いや博物館としては立派だったし、内容もしっかりしていましたよ。ただ今回の北海道旅行に際して事前に色々ネットで調べていた時に、北海道の開拓史なんかの話も色々見つけて、その中に開拓黒歴史とも言うべきタコ部屋労働関連の情報もあって。痛いの怖いの大嫌いなのに無駄に薀蓄を集める事が大好きなので、ついつい色々調べてしまい気持ち悪くなった事を思い出してしまった。

修学旅行か何かの学生達が無邪気にはしゃぎながら見学していたけど、お土産物屋で刑務所ネタな商品が沢山売られていたけどそれで良いのか?なんて余計な事まで考えたりしてひたすら負の感情に押しつぶされそうな気持ちになった。

すぐ近くにあったオホーツク流氷館にしておけば良かったとしみじみ後悔。

夕暮れ迫る中暗鬱とした気持ちを振り払いつつ、三日ぶりの宿を取った屈斜路湖へ向かった。

途中東藻琴で給油したのだが、その際叩き出した燃費が素晴らしい値でした。

前回給油したのが前々日の旭川で、既に書いてある通りオロロンラインとオホーツクラインをひたすら淡々とかつのんびり走り続けた結果、走行距離652kmで給油量31.0ℓの21.0km/lというもの。

短距離の走行なら交通状況次第では20km/l以上の数値を出せる事はあるだろうけど、普通に旅行しながら650kmも走ってこの21.0km/lと言うのは流石は北海道!と言うべきしかないですね。これを超える値はまずありえないだろうな~

閑話休題

三日ぶりの宿となったのは屈斜路湖半にある仁伏温泉 屈斜路湖荘

宿について先ず温泉。単純泉なので特徴はあまりなかったと思うけど、落ち着いた良いお湯でした。

風呂から上がって食堂に向かうと一人分が配膳されたテーブルが4つ・・・流石ライダーに人気の宿とか言われるだけある。平日とは言え一人客で4組のみの宿泊とか始めての体験!独り旅に優しい宿でしたww

料理は普通に美味しかったと思うがあまり記憶に残っていない(苦笑)

夕食を食べ終えて外を見るとまだうっすら明るかったのでそれならばと、外に出て車に乗って屈斜路湖に来たなら是非行ってみたいと思っていたコタン温泉へ向かった。

温泉に到着した時間はぎりぎり風景が見られる位の明るさがあり、湯船からシームレスで広がる素晴らしい景色が広がっていました。早速服を脱いで湯に浸かると先客が二人。

どうやら一人はこの温泉の管理をしている人でもう一人がライダーさんっぽい。

そしてその管理人と思われる人が延々ライダーさんに薀蓄やら説教やらかましていた。はっきり言って私は関わりたくなかったのでひたすら湯に浸かる事に専念していたのだが、どうしても耳に入ってくる管理人さんの話しの内容がどうにも気持ち悪い。

確かにこの温泉を綺麗に維持管理し、無料で開放している活動に関しては感謝し、尊敬も出来るけど。今時の人間関係は駄目だのネット社会は悪だの、自分達が正しく若者が駄目だと言う典型的老害若しくは文明批判の様な一方的に押し付けてくる高説は聞いていて反吐が出そうになった。ライダーのお兄さんはとても人が良い感じでひたすら相槌を打っていて良く耐えていたよ。

温泉は湯、景色共に素晴らしく今まで行った中でも最高レベルだったけど、その辺がとてもモヤモヤして残念だった。

六日目走行距離 : 405km

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ぐるっと北海道旅行 5日目

この日は稚内から10:50のフェリーに乗って礼文島に向かう為、6時起床で6時半前には道の駅を出発。

オロロンラインは予想通りの道で多少緩やかなアップダウンもあるけど、ひたすら直線に近い海岸線を北上していく。

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平日早朝と言う事もあり、対向車も殆どすれ違わない状況なので淡々と定速運転で進めるから、燃費計の値がどんどん上がっていく。上がっていくのが楽しいからより省エネ運転となり更に燃費が向上すると言う好循環になっていましたww

まぁ愛車のフリードスパイクは1.3t超えの重量で1500ccしかないので、スピードを出す気には全くなれませんがね(苦笑)時々レビューとかで必要にして十分とか書いている人がいるけど、遊び車として荷物満載で人を乗せて高速走行しようとしたら明らかにパワー不足です、必要条件は満たしているけど到底十分なんて言えない・・・

閑話休題

手塩の街を過ぎると右手にオトンルイ風力発電所が見えてきます。

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これも流石北海道って感じの風景ですよね。相変わらず空はべったり曇天ですが。

発電所を過ぎて右に曲がり向かったのはサロベツ原野にあるサロベツ湿原センター。ちょうど到着したらセンターが開館したので非常に良いタイミングでした。中にはサロベツの高層湿原の説明や泥炭についての説明などがあり、ついついパネルを読みふけってしまいます。

センターから外に出ると湿原を一周できる自然観察路(木道)があったので、折角なのでぐるっと回ってきました。

歩き出して直ぐ目に入ってきたのは、泥炭採掘に使用された浚渫船。

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なんか格好いいです!

湿原にはエゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)やその他色々な花が咲いていましたが、朝早い所為か木道を散策する人はおらず、でっかい望遠レンズを構えたバードウォッチングな方々は結構いました。

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確かに鳥の鳴き声が良く聞こえていたので、色々珍しい鳥も見られるのでしょう。

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ぐるっと湿原を見て回って、再び北上します。

10時過ぎに稚内フェリーターミナルに到着、ここからフェリーで礼文島に渡ります。計画を立てた時点では礼文島に行くか利尻島に行くか、島で泊まるか良く考えていなかったのですが。まず利尻島へ行くフェリーの出発時間が9:50という事でちょっと難しい、翌日からの予定を考えると島で一泊するとやっぱり大変という事で、日帰りでの礼文島行きとなった。

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車を駐車場に停めてフェリーに向かいます。定刻通り就航したフェリーは定刻通り12:45に礼文島に到着。

香深港では礼文島キャラクターあつもんがお出迎えしてくれていました。あと謎な着ぐるみがタラップを歩いて渡ってあつもんと抱擁していた。この謎キャラクターについては後ほど判明!

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フェリーを降りて先ず向かったのは炉ばた ちどり

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ホッケちゃんちゃん焼きにうに丼と言う贅沢セット!

チャンちゃん焼きの方は半生で食べる感じで美味しいのだけど、ちょっと味噌が濃すぎた。一応自分で調整できるのだけどそれでも濃い感じ。再びの馬糞雲丹は事前情報がなければえっと思うくらい小さい器で出てきます。中にも雲丹が入っている二段重のスタイルなので雲丹はたっぷりなんだけど、前もって知っていても驚いてしまいました。

お腹いっぱいになったところで再び港に戻り、定期観光バスの半日コース「夢の浮島礼文めぐり」を利用して島内観光。直前までレンタルバイクを使って適当にぶらつこうかと思っていたのですが、天候が更に下り気味だったので素直に観光バスを選択。

観光バスは半分位の乗車率だったかな?あの地で6月の平日という事考えれば結構な客数だと思ったのですが、どうなのかな?

ガイドさんの案内を聞きながら向かったのは澄海岬。高山植物が普通に咲いているとても綺麗な海が見所ですが、天候が怪しくてそそくさと退散。

次に港で出迎えてくれた礼文島のキャラクターの元となっているレブンアツモリソウ群生地へ

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シーズン終わりギリギリだったようですが、礼文島にしかないこの花が見られました。群生地と言うには非常に狭いエリアであり、あっという間に見学路が終わりました。それだけ厳しい状況なんだろうなと思われます。

次に向かったのは、何とも微妙な表現を用いる日本最北限の地スコトン岬。いや本当に誰ですかこんな微妙な二つ名つけた人は(苦笑)

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ここはとにかく風が強くて、体感気温がだだ下がりでした。晴れた日には遠くサハリンを望むことが出来るらしいけど、サハリンどころか目の前の島も時々見えなくなる様な状況でした。

岬に行って凄く気になったのが写真右下に写っている建物。

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何かと思ったら、まさかの民宿!?

いや凄い所に建っていますね。これ海が荒れたらちょっと洒落にならない怖さを味わえるのでは?なんて思ったのだけど実際はどうなんだろうか?海側からの写真を見たら其処まで無茶な立地じゃないようですね。でも現地で見たときは何の冗談かと思いましたよww

突端まで行って寒くなったので戻って来たら、駐車場の方から先ほど港で見かけたマスコットが岬の方へ向かって歩いていきました。

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一体なんだろう?って思って近くにいたスタッフさんらしき人に尋ねたら、彼は北海道日本ハムファイターズの球団マスコットキャラクターで、北海道の全市町村を回るキャンペーンを実施していて、その一環で礼文島に来たとの事。なる程だから港であんな演出?があったのか。

しかし強風吹く中、雨まで降り出したのにカメラマンと一緒に突端まで歩いていく姿は非常に根性を感じさせましたね。いや中の人も大変だ!!

再びバスに乗って向かったのは最後の目的地桃台猫台。目的地に近付くほど天候がどんどん悪化して本格的に雨が降ってきましたよ。目的地に到着した時にガイドさんが、天候がアレなので余り景色も良くないし、足元が悪くなっているので行きたくない方はバスで待ってて下さいという始末・・・

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まぁ実際展望台に立つとかろうじて猫岩は見られたけど、桃岩の2/3は雲の中って感じでしたね。

雨風に追い立てられるようにバスに戻って観光終了、香深港に戻ります。この観光バスはフェリーの出向20分前に港に戻ってくると言う、かなりタイトなスケジュールを組んでいる(バスを降りたら直ぐにフェリー乗り場なので基本的には問題ないらしい)のですが、この日は悪天候の所為か15分ほど早く戻ってきたのでお土産を買う時間も取れましたww

帰りのフェリーは結構な混雑で行きの倍以上乗っていたと思います。行きは昼便だったから少なかったのかな?

そしてこの帰りのフェリーの運行時間はちょうど日が沈む直前なので、晴れていれば最高の夕日に出会えた筈でしたが、先程より少しは回復してきたけど、相変わらずのべったり重い雲が広がる状況では全く何も見えません。夕日だけではなく朝のオロロンラインを走っていた時も含め、利尻富士も見ることは適いませんでした。時か今度は利尻富士と夕日を見に行きたいものです。

また礼文島は花の島と呼ばれているようですが、やっぱりバスでの半日観光では今一実感し難いです。天候の所為もあったと思うけど、花の島を体験したいなら短くてもいいから、散策コースを自分の足で歩くべきでしょうね。

7時過ぎに稚内港に到着し、再び車に乗って向かったのは僅か1km先のロシア料理店ペチカ。コース料理を頂きましたが、う~ん可もなく不可もなくって感じでしたか。隣の団体様の宴会がすげー喧しかったのでさっと食べて出てきました。

そして本日の温泉はそのペチカの直ぐ隣にある稚内天然温泉 港のゆ。

比較的最近出来たらしい、まぁ中身的には温泉付きの普通のスーパー銭湯。一階に港ノスタルジーと言う在りし日の樺太への入り口、稚内港駅舎が再現されていて、そこにちょっとした説明等があり、やっぱり片っ端にそれを読んでしまうのであった。函館もそうだけど、列車の終着(始発)駅で航路と結ばれている所って凄く歴史と言うか色々積もったものがありますよね。

さっぱりした後は本日の車中泊予定地宗谷岬を目指します。

大体30分くらい、22時半頃一般の人が行ける日本最北端宗谷岬に到着です!!

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モニュメントがライトアップされていましたが、こんな時間に一人で見るととても不気味でした(苦笑)写真を撮ったところで5日目も終了~って言いたい所でしたが、twitterで「最北端の地は風が強い~~!!車が揺れて寝難いけど仕方無いかw。」って呟いたらヒグマ大丈夫の返事を貰う。

そして更に謎の三毛別羆事件wiki推しを頂くww

たぶん寝る前に読むものじゃないだろうと言う、痛いの辛いの嫌いなヘタレの防衛本能従い、後で読みますね~と言ってそのまま就寝。で後になってwiki読んでてみたら三毛別って、前日車中泊した苫前の方がよっぽど近いと言うかほぼ現地!wwいや前日に聞かなくてよかった~

五日目走行距離 : 180km

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ぐるっと北海道旅行 4日目

明け方土砂降りの雨音で目が覚める。

やんでくれよ願いながら寝続ける。

7時過ぎ起床時間だがやっぱりまだ雨が降っている・・・orz

とりあえず車の中でごそごそと今日の行動予定を考えてグダグダしていると、8時を過ぎてようやく雨が上がった。
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千望峠からの上富良野方面の景色はこんな感じでした。雨こそやんだけどべったりと張り付くような低い雲が広がっています。まぁこれでも十分素晴らしい景色なんだけど・・・

とにかく雨も上がったので9時半くらいに出発!午前中は上富良野から美瑛にかけてうろうろします。

あっ、富良野といえばよく出てくる北の国から関連の観光名所には今回一切行っていません。さだまさしの歌は散々聴いたけど、ドラマ自体は一回も見たことないから行くだけ無駄なんですよね(苦笑)

深山峠を越えて向かったのはジェットコースターの路。
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なんとも北海道らしい道路でした。ガラガラだから気持ちよく写真撮れたけど、トップシーズンは車停めると大迷惑な感じがする道でした。

その後は四季の丘、かんのファーム、北西の丘展望公園と回ります。
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残念ながら、ラベンダーは勿論、殆どの花などもちょっと早かったですね。やっぱり7月が一番なんだろうな。

セブンスターの木からケンとメリーの木、ぜるぶの丘へと進みます。
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確かに緩やかな丘陵地帯にぽつんと生えている姿は何ともいえない雰囲気を醸し出しているけど、元ネタをリアルで知っている世代って50以上なんだよね~何時まで引っ張れるのかな?ww
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とにかくこのエリアは何処に行ってものどか丘陵の風景が広がっていて、確かにCMで使いたくなるのがよく分かりました。天気が良ければもっと感じられたのだろうけど。

上富良野、美瑛はこれくらいで次に向かったのは、今や上野動物園に次ぐと言われている旭山動物園!

お昼過ぎに到着したのだが、平日だと言うのに正門前の無料駐車場はいっぱいとなっていて東門へ移動。いや流石は大人気施設ですね。
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なかに入るとカピバラさんがお出迎え、行動展示は面白いね。
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この白くまはひたすら行ったり来たりを繰り返していたのだが、なにか思う所があったのだろうか?

さてこの日は朝も食べずに行動開始して、四季の丘でソフトクリームを食べただけだったのでこの時点でかなりお腹が減っていました。そんな訳で園内の軽食コーナーに向かうとえぞ鹿バーガー発見!
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これだ!と思い食べてみたけど何か厚切りハムみたいなパティで特にくせ等もなく美味しくいただけた。

泳いでいるペンギンも見られた。
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季節柄沢山の抱卵したペンギン達がいました。
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幾つかのもぐもぐタイムと見ていたら4時間近く経っていました。

最北の動物園を堪能した後に向かったのは旭川市内にある成吉思汗 大黒屋!開店直前にお店に着いたら先客が2名、5分ほど待つと開店。
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食べログの口コミにある通りカウンターがあり独り旅にとても優しいお店でした。そして生ラムはくせがなく柔らかい!くせがなさ過ぎで普通に美味しい焼肉でした!ww厚切りラックは羊らしい脂たっぷりの味わい。

初めてのジンギスカンを堪能できました!

さて当初の予定では留萌辺りで宿を取るつもりだったのですが、今一ピンと来る宿が見つからない&翌日の事考えるともう少し先に進んでおきたい&車中泊が予想以上に快適だったという理由から、オロロンラインを北上し道の駅「風Wとままえ」に到着。今夜の温泉も道の駅付随施設。

温泉につかって四日目終了。

四日目走行距離 : 206km

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ぐるっと北海道旅行 3日目

朝の二時間だけ男女浴槽が入れ替わるのでそれを狙って、朝起きたらとりあえず温泉へ。

夜に男風呂入った時は滝の音しか聞こえなかったけど、女湯側の露天風呂からは真正面に滝が見えて凄いいい景色でした。後で旅館の案内とか見たら男湯からも少し滝は見えたようですね。

朝ごはんを食べて8時半過ぎに出発!

向かうは積丹半島という事で、ニセコの山を超えて岩内を目指します。
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この辺は流石北海道のスキーのメッカと言う感じで、道路脇にまだ雪が見られました。

そして山の上の方は完全に雲の中・・・晴れてたら素晴らしい景色だったんだろうな~

岩内にでたらひたすら海岸線を北上。泊村から神恵内村を越えて半島の突端へ!とその前に今回の旅行の最大目的の一つ、馬糞雲丹を食べる為中村屋に向かったのだが、店内に入って直ぐに馬糞雲丹は売り切れとか言われる。平日の11時過ぎなのにもう??って驚いた。ここまで来て紫雲丹ってのも残念な感じだったから違うお店を探してみる事にした。

駐車場から車を出したら斜向かいのお店の二色丼と言う文字が見えたので直ぐにそちらへ車を入れる。

お店に入って一応確認したらありますよ!と言われたので早速二色丼を注文。

お店の人曰く、今年はまだ馬糞雲丹の漁獲が少なくてあまり流通していないと、この辺でも扱っているお店は殆どないよ!と言い切っていた。その言葉を補強するが如く私の後に4人組が馬糞雲丹ありますか?って確認してから入店してきた。
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そうこうしていると、見た目も美しい二色丼が!

食べ比べてみると確かに馬糞雲丹の方が紫雲丹より濃厚な味でした。ただ私にはその場で食べ比べないと分からない程度の差でしたが。

がっつり雲丹を食べた所で積丹岬に到着。
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左のトンネルを抜けると島武意海岸に行けるわけですが、折角なので先ずは右手にあった灯台を目指します。

急坂を登ると途中の道路に蟻が大量に歩いている所があって、サンダル履きで歩いて行くのがちょっと怖かった。
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灯台の先には素晴らしい展望が広がっていました!曇天だけど・・・こちらに来る観光客は殆ど居なくてちょっと寂しい感じです。

急坂を下って、先ほどのトンネルを抜けると其処には、美しい積丹ブルーの海が見えました!やっぱり曇天であまり綺麗な青色に見えませんが・・・orz
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ここは展望台で、急な階段を下りれば下の海岸に行ける様なので気合を入れております。
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下から見上げるとかなりの高さがあることが分かります。あと急斜面には沢山のエゾカンゾウが咲き乱れていました。

水がとても澄んでいて気持ち良さそうだったのでそのままジャブジャブと海に入ってみました。
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流石北海道!水が冷たいです!!でも急階段を下り来たので気持ちい!途中サンダルで失敗したかと思ったけど、最終的には良かった。

帰りは先ほどの急階段を一気に上ります。すっかりなまりきった体にはかなり苦しかったけど、途中で休むともっと辛そうだったから何とか休まずに上りきりました。

何か無駄に疲れた感じがしなくもないけど、これで観光終了。次は余市に向かいます。さて余市と言えば、
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ニッカウヰスキー余市蒸溜所

駐車場に車をとめて受付に向かおうとした所でハプニング!先ほど大活躍したサンダルの片方が二枚下ろしになってしまいました!何で旅行中にこんな事になるんだよと思いつつも先ほどの海岸で剥がれなくて良かったと不幸中の幸いかな?と考え車に戻って靴に履き替えて改めて受付に向かいます。

何故受付に向かうかと言えばガイドさんによる無料ツアーがあったのでそれに申し込む為。受付を済ませてしばし時間を過ごした後にツアー開始。
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単式蒸留釜にしめ縄が張られていてなんか微笑ましい。

中々楽しいツアーで最後に試飲が出来るのだけど、残念ながら車なのでジュースで我慢。

途中さらっと流したウイスキー博物館をもう一回しっかり見学。この手の雑学系知識は大好きなので、どうしても展示物を隅から隅まで見てしまいあっという間に時間が過ぎます。

この辺で雨が降り出してきたので、慌ててお土産を購入して今夜の宿泊地富良野を目指します。小樽や札幌は過去に来た事がある&何時かまた来る機会あるはずという事でパス!ww岩見沢とかも盛大にスルーして一気に富良野へ。

富良野に到着して先ずは夕食という事で向かったのがふらのや。到着したら既にルーカレーは売り切れと言う表示と共に先客二組が既に名前を書いて順番待ちしていました。今更他の店を探す気にもなれずにそのまま順番待ち。

そう言えばこれが初スープカレーです。もっとスパイススパイスしている物なのかと思っていたのだけど、そんな事はなく私でも美味しく頂けました。(いかにもって感じでスパイスが自己主張している本格派のカレーが苦手)

そして本日の温泉は、フロンティア フラヌイ温泉

さてこの温泉炭酸泉でちょっと温度低めってのは前情報で知っていたのだけど、現地に着いたら更に原因不明の温度低下しているとの張り紙。実際に源泉の方につかろうとしたら完全に水!って感じでサウナ上がりにつかるのに最適でした(苦笑)

この辺の口コミ見ると泡付きが良いって情報があったので期待していたのだけど、私が入ったときは加温している方は勿論、源泉側も全く炭酸泉らしさを感じられず、温泉につかった気分0でした。温度だけじゃなくて泉質も何か影響出ているのかな?って残念な気分に。

それでもとりあえずさっぱりして今夜は再び千望峠駐車公園にて車中泊。

そんな感じで三日目終了。

三日目走行距離 : 330km

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ぐるっと北海道旅行 2日目

二日目の朝は6時過ぎ起床

駐車場の目の前が函館朝市なのでモソモソと準備して朝ごはんを食べに出発!と出かけてとりあえずぐるっと朝市会場を一回りしたのだけど、今一何処にすればいいのかピンとこない。市場の端っこまで行ったら目の前に青函連絡船が記念館として係留されていたので、外から見学。
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再び朝市会場に戻って迷いに迷って、結局適当に(苦笑)きくよ食堂に入った。

函館名物朝食でイカ刺しは食べねばと思っていたけど、前夜に活けイカは食べたのでイクラ丼ミニとイカ刺しと言う組み合わせにしてみた。
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まずはイクラ丼・・・むぅ塩イクラか、醤油漬けが好きなんでしょっぱい塩イクラは今一。イカはやっぱりサクサクでも少しねっとりで美味しい!

朝から贅沢してお腹いっぱいになりました。

何だかんだで出発したのが7時半過ぎ、向かった先は五稜郭!先ずは五稜郭タワーに上って上からの展望を楽しみます。
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いや知識として知っていたけど、本当にこんな形なんだな~って改めて感心しました。ここは上から眺めないと意味ないですねwwじっくりタワー内部の展示など眺めてから外に出て、五稜郭の中に入ります。
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五稜郭の中には幾つかの建物が復元されていて中々楽しいです。公園内を大まかにぐるっと一周して観光終了。

このあと一気に移動して洞爺湖に向かいます。途中段々空に雲が広がりなんかはっきりしない天気に・・・
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展望台ではとっても北海道らしいお出迎えがww
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洞爺湖を後にして向かったのはニセコ

途中曇りながらも羊蹄山が綺麗だったので写真を撮ろうと車を停めたら、目の前に細川たかしを讃える碑なんてものがあって笑ってしまったり、
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いきなりダチョウ牧場があったり、
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と中々想像外の風景に出会えてとても楽しい道程でした。

さてこの日はニセコに宿を取っていたのですが、予定より早めに着きそうだったので、一応余裕があったら行きたいと思って調べておいた、ニセコの温泉巡りを敢行。ニセコには沢山の温泉があって温泉好きにはたまらない場所のようです。今までスキーでしかニセコを知らなかったので、今回調べて初めて知りました。

まず向かったのは黄金温泉
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だだっ広い畑を走る道沿いにいきなり現れる温泉です。残念ながら景色は見られませんでしたが、それでも露天風呂につかっていると十分に雄大さを感じられる温泉でした。

次に少し山道を走って向かったのはニセコ薬師温泉旅館 三大秘湯らしいです。
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ここは外見通りの中々に味のある温泉でした。二つある温泉のどちらも立って入らないと顔が出せない程深い湯船に、足元から滾々と湧き出る温泉。特に男女別の透明な炭酸泉は素晴らしかった!

とにかく温泉は素晴らしいのですが、古びた施設が何か凄く陰鬱な雰囲気を漂わしていて、夜来たらちょっと怖いなと思いました。まぁここに来る人は温泉好きだろうから、温泉が素晴らしければ他は多めにみるのでしょう。

そして更に山道を進んで向かったのは、秘湯の宿 新見本館
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温泉自体は癖がないので今一良さは実感し難かったけど、露天風呂は中々風情があったし、なにより蒸気風呂がとても良い感じでした。時間に余裕があったらこの蒸気風呂にもっとずっと入っていたかったのだけど、流石に時間が遅くなってきたのでさっと入って終了。

元来た道を戻って辿り着いたのが本日の宿、鯉川温泉旅館
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散々温泉につかってきたので、直ぐに夕食にしてもらいました。こちらの宿は独り旅に嬉しい部屋食です。
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海の物と山の物が良い塩梅の食事で美味しかった。

温泉は内湯は古き良き公衆浴場風と言うか湯治風と言うか、とにかく味のあるタイル張りの浴室。露天は滝の音が聞こえ自然を感じる事が出来どちらも良いお風呂でした。

そんな感じで二日目終了。

二日目走行距離 : 260km

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ぐるっと北海道旅行 1日目

無職になってあっという間に一週間が過ぎた。元々引き篭もり能力が高いからやばいくらいに淡々と過ごしている、とりあえず折角行った北海道旅行の記録ぐらいちゃんと書こうかと・・・


何だかんだでやる事が6月初旬まで続いていたが6/13で残務が終わり、後は終焉を待つのみな状態になったので、折角だからと会社がなくなる前に有休を使って北海道旅行に行ってきた。

今回の旅行は、北海道の美味しいものを食べる!なるべく全道をぐるっと回る!を主な目的としてみた。

そんな訳で、月曜から金曜までの5日有休をとり、8泊9日の北海道旅行に旅立ったのは6月15日の午前5時半過ぎ。

本当は5時出発の予定だったのだが、案の定準備不足でワタワタして30分ちょっと遅れの出発となった。この日は津軽海峡をフェリーで渡るため到着時間のリミットが存在したから、出発が遅れると結構危ない橋を渡る事になるのは分かっていたのだが・・・

常磐道から磐越道、そして東北道を使ってひたすら北上する。睡眠不足ではあったけど、流石に大旅行スタートの勢いがある所為か問題なく淡々と進む。結局途中休憩1回のみで約680kmを約7時間半で走り切って出航一時間前に無事青森港到着!

乗船手続きを行うと、既に自動車の誘導が始まっているので直ぐに指定の場所に移動した下さいと言われて移動したのだが、小型車は大型トラックの後の積み込みだったみたいでしばしその場で待機。
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ぼ~と岸壁で順番待ちをした後に乗船。津軽海峡フェリーびるごは14時20分定刻通り青森港を後にした。
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東北道を走っている途中では雨もぱらついたりしていたけど、この時点では青空ものぞいていて幸先が良い様な気がした・・・のだが結果としてそれは儚い希望であった・・・
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9日間の旅行中唯一見られた夕日と共に定刻通り函館港に入港。
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船を下りて向かった先は函館駅西駐車場。ここに車を置いて函館観光&夕食をとる事に。
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路面電車に揺られて向かった先は百万ドルの夜景で有名な函館山。

山頂に着くとちょうどこれから日没を迎えると言う良いタイミング。
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結構な混雑だったけどとりあえずぐるっと一回りしていると日没。
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柵の手前は既に人で埋まっていたけど、背の低い人の後についてまぁまぁ良いポジションを確保。徐々に街に灯がともり始めます。
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刻々と増えていく街の灯を眺めていると、周りから聞こえてくる言葉殆ど中国語・・・いやもう本当に日本人は自分一人ではないかと思うくらい中国語ばかりが渦巻いています。まぁ韓国語が聞こえてこなかったのがせめてもの慰めでしたが(苦笑)
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手持ちコンデジで撮るとどうしても明るくなってしまいますね、肉眼ではこの時点でかなり素晴らしい夜景になっていたのですが・・・
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ちょうど薄明が終わり完全に真っ暗になるタイミングで海から一気に霧が流れ込んできてあっという間に麓が深い霧に包まれました。
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しばらくするとやや霧も晴れ、これはこれで素晴らしい夜景が堪能出来ました。大体一時間ほど山頂で過ごしてから下界に戻りました。
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再び市電に揺られて向かった先はしおりさんに教わった天八

お店に入ると、今日はまだ活イカありますよ~と言われたので何はともあれ注文!イカ好きとして長年夢見てきた函館のイカです。
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一口食べてびっくり!さくさくって表現の歯応えを始めて理解したよ!!

基本イカの歯応えとしては柔らかめの多少ねっとり感のあるのが好きなので、コリコリと歯応えが良いイカはあまり好みじゃないから長いことさくさくって表現が良く分からなかった。

しかしこのイカは本当にさくさくって感じの食感でした。それなのに少しねっとり感も感じられて本当に美味しい!!夢が壊されず満たされたので大満足です。

あとは適当にホッケにお握りあら汁と完全な定食でしたww
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お腹いっぱいでお店を出たら22時過ぎ、22:03の終電が出た直後でした・・・

まさか終電がそこまで早いとは思っていなかったので途方に暮れたけど、どうしようもないから市電伝いに歩き始める。どれくらい掛かるか分からなかったけど歩けない距離ではなかったと思い淡々と歩く。

30分ちょっと歩いて無事駐車場に到着。大旅行の一日目もこれで終了、車中泊にてお休みなさい。


一日目走行距離 : 687km

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野沢温泉スキー場

絶賛引き篭もり中な今日この頃ですが、先週末は久しぶりに外出、と言うか例年通りスキーに行ってきました。金曜に有休とって金土の一泊二日で目的地は野沢温泉。

今年の冬はニュースで散々報道されている様に記録的大雪になっており、野沢も積雪関連のニュースで名前を聞くくらいな状況だったので、不謹慎ながらもちょっとワクワクした気持ちで向かいました。

当日スキー場に向かう車中で何故か「まどマギ」DVD全話鑑賞会が始まる。この辺はまたネタに出来そうなので後日書こうww

さて順調に高速を走り続ける。高速道路の路面はほぼ問題なく、一部区間で積雪の為50km制限とか掛かっていたが明らかに何かの間違いか情報が適切でない感じでした。

豊田飯山ICを降りたらいよいよ雪道本番!と言っても昨今の除雪技術は素晴らしく、殆ど問題なく野沢温泉に到着。路面と比較して除雪によって生まれた道路脇の雪壁は凄かった!
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お天気は懸念していたほど悪くも無く、小雪がまっても太陽が見える感じで、雪質を考えるならば2月としては上等な部類の天候でした。たくさん雪が降り気温が低いので麓から山頂までどこもかしこもパウダースノーな環境です。
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平日な割には大学生と思われる団体様中心に結構良い感じの人出でした。気持ちよく滑っていたら、3時過ぎくらいから徐々に雪が降り始め、宿に戻ろうとした4時過ぎには本降りになって来ました。

宿に戻って内湯に使って楽しみの夕食。
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結構良い感じの内容で馬刺しが美味しい!
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夕食後は外湯巡り。一泊だし内湯も温泉だったから2箇所くらい回れば良いかなと思っていたら、何でか私以上に友達の方がテンション上がり、結局4箇所も巡って来ました!ww

途中温泉街で近郊農家のりんご販売店で一人一個のりんごの立ち食い!一個50円でその場で剥いてくれてその場で丸かじり。甘くて美味しかった!後はお酒やつまみ、自分的お土産用のりんごジュースとりんごジャムを買って帰宿。これで温泉街も満喫したのでお酒飲んで寝るだけです。


翌日起きたら外は昨日以上に真っ白な世界でした。
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夜の間に40cmくらい新たに積もったらしく車が完全に埋まってしまう感じ。
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朝食後、スキー場に向かう前に車の雪おろし。適当に降ろすだけでもかなり大変でした。

スキー場について取り合えず上を目指したら、其処は白一色の世界。一面銀世界ではなく、360度上下関係無く白一色!

余りにも視界が悪く、そして寒かったので真っ直ぐ山麓を目指すが途中でホワイトアウト・・・スキー場でのホワイトアウト体験って何年振りかな?三半規管の弱い私はもうとにかく気持ち悪くて仕方なかった。前日に全コース滑っていたので大体何と下りて来られたけど、初めてのコースだったら遭難していたね、冗談抜きで。

途中途中で吐きそうになりながら何とか下山してそのまま二日目終了。上って下りるだけで二時間近く掛かっていましたorz

ヘロヘロになった状態で宿に戻り、命の選択をすべく外湯に向かうと先客はおらず貸切状態!なのは良いのだがその分お湯が半端なく熱い!ゆもみしても全然下がらないので盛大に水投入!地元の爺さんがいたら怒られそうです(苦笑)
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じっくり温まって外に出たら雪が更に酷くなっていた・・・雪降る温泉街でおやき食べてお土産を買い足してから、野沢離脱。

これだけ雪が降っていても殆どの道は完全に路面が出ている状態は本当に凄いですよね。幹線道路で山間部がないから余計そうなんだろうけど。

IC前の道の駅で遅い昼食をとっている間にも車に雪が積もります。この先どうやるのかと思いきや高速に乗って長野市に入ると晴れてきました。日本海からの雪雲がちょうど飯山辺りまで掛かっていた様です。

そんな訳で後は全く問題なく「まどマギ」見ながら帰宅ww

今年も無事スキーに行けて良かったけど、ホワイトアウトだけは勘弁して欲しかった。でも野沢温泉はやっぱり良いね、蔵王と並んで好きな温泉街です。

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そうだ、旧東海道を走ろう(おまけ京都巡り)

旧東海道ツーリングは無事終了したけど、時間はまだまだたっぷりある。と言う訳で、この後はアイモバ営業をしつつw京都スイーツめぐりを敢行することにした。

三条大橋を出発して向かった先は



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天下一品総本店!www

先ずは早めの昼食と言う事で、去年食べ損なっていたので今年こそと思い行きました。11時半位に到着したのですが既にお店は結構な入り。カウンターに座ってメニューを見ると本店でしか見ないメニューとかが色々あって目移りするけど、やっぱり何時も食べるチェーン店との味の違いを確認したいので、ラーメンこってりにんにく入り・・・所謂並で注文。

二年ぶりに食べた本店のこってりは・・・やっぱり何時ものそれより美味しい!

マニアな方のサイトを見ると本店以外はセントラルキッチンで基本同じ味になるらしい(実際は結構店舗毎に違うとも)、で本店だけは別格扱いだそうだ。

こくと言うか深みと言うかその辺がしっかりしていて、非常に濃厚なのにえぐさがないと、個人的には感じました。

大満足でお店を出て次に向かったのは、
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大黒屋鎌餅本舗
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過去にも書いたけど、モチモチな求肥にとっても上品な餡の組み合わせは、求肥好きな和菓子好きには堪らん逸品です。

途中で何時ものように堀川寺之内にてお墓参りを済ませる。
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そして前回休業で食べられなかった北野白梅町にある日栄堂
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古き良き昭和の雰囲気を醸す店内で、とっても香ばしいみたらし団子をいただきます。
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同じく北野白梅町にある粟餅所・澤屋
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店内に入って席に着くと何も言わずに無条件でこのセットが出てきますw

粟餅はとにかく柔らかくて、出来たてをお店で食べるのが最高だと思います。持ち帰った場合どうなるのかはちょっと気になる所。

このお餅、次々に店内で手作りされていて、注文を受けてから作って箱詰めしている作業が席から良く見えます。この作業が非常にスピーディーでこれを見ているだけでも楽しい!

流石にお腹が重く、前傾を取り辛くなってきたけど、何とかペダルを漕ぎます。

次に向かったのは老松 嵐山店

三連休中日の嵐山は半端ない人出でした。なのでこちらのお店も並んで待っている状態。折角来たのだしと、名前を書いて待つこと15分位で席につけました。

頼んだのは有名な本蕨粉で作ったわらび餅!
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舌触りとか食感は素晴らしかったけど、残念ながら私の味覚では香りとか味はあまりよく感じられなかった。

そろそろ日が傾き始める頃、桂離宮の向かいにある中村軒で名物の麦代餅を購入。店内でも食べられるのだが流石に辛くなってきたので持ち帰りにとした。

この後二条城の近くでマイミクさんが写真展を開催していると聞いていたので、御挨拶しに向かう。何と言うか話を聞くと色々凄いです。
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最終的に京都駅に6時半頃に到着。結局三条大橋から55kmも走っていましたww

この日は河原町方面で泊まる予定だったのに何故に京都駅に向かったかと言うと、JR京都駅キャリーサービスを利用する為。

ここの一時預かりでは自転車を輪行袋にさえ入れていれば一日410円で預かってくれるからです。翌日は普通に京都観光をしてから新幹線で帰ろうと思っていたので駅で自転車を預かってもらえると凄い楽なんです。

そんな訳で、自転車をばらして輪行袋に入れて一時預かりに預け、地下鉄で宿に向かって三日目終了。


そして4日目は何時もお世話になっているしおりさんにまたまた京都観光をご一緒していただきます。

今回向かったのは宇治。
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朝一で宇治に向かって朝食を食べようとしたらお店がお休み・・・
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仕方ないので平等院に行こうとする途中、商店街で卵を単品売りするお店を発見!凄いですね、好みに合わせて指定するのかな?ちょっと気になるお店でした。

平等院は中学の修学旅行以来の来訪。9時過ぎに入ったのに周り結構な観光客が。
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十円玉で有名な鳳凰堂。この真ん中の建物に入るには整理券を貰う必要あるのですが、9時過ぎの時点でもう10時過ぎの時間指定になっていました。

平等院の中には平等院ミュージアム鳳翔館と言う立派な施設があって、これが非常に見所満載の資料館でした。特に鳳凰堂にある雲中供養菩薩像が目の前で見られるのはとても感動しました。ここは是非一度行ってみる事をお勧めしますね!

そんな感じで極楽浄土wを堪能して外に出てきたら既に午前の整理券はなくなりましたとか言っていた。恐るべし京都の朝!

平等院を後にしてしおりさん曰く世界一地味な世界遺産宇治上神社へ
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うん本当に地味でした。ここが世界遺産って言われても中々信じがたい地味さです(苦笑)

境内に桐原水と言う名水があるのだけど、其処にオオサンショウウオがいてびっくり!

地味な世界遺産を後にしてしゅばくと言うお蕎麦屋さんへ向かう。開店10分前くらいでしたが既に並んでいる人がいたので後ろに並びます。
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お蕎麦は薫り高くとても美味しかった!

それに先ずビールで始まって、美味しい日本酒にアテと蕎麦屋のフルコースを堪能!いやこのお店は本当にいい雰囲気。

良い感じで酔った状態で宇治から京都に戻ります。京都に戻ってから・・・あれっ?何処行ったっけ?・・・あぁ一乗寺の恵文社に行ったんだ。祖母の住んでいたアパートが近かったから、全く前情報無しにこのお店に行った事があったのだが、後から結構有名なお店だと知って驚いたのは懐かしい思い出です。

寺町通りを歩いたり最後に向かったのは新京極にある京極スタンド

四条通から上がって直ぐにあるお店。新京極は今まで散々行った事があるのだが、ここは完全に見落としていたお店です。昭和ノスタルジー溢れるお店で真昼間からビールを飲むのは最高!これ京都?と聞かれると??ですがとにかく雰囲気は文句なしでした。

完全に酔っ払った状態で今回の旅も終了!

何時もお世話になっているしおりさんに感謝をしつつ、京都駅に向かい、自転車を引き取って茨城まで。

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