ぐるっと北海道旅行 8日目
いよいよ北海道滞在の最終日です。8時過ぎに行動開始して向かったのは釧路市湿原展望台。
この展望台から木道散策が出来ます。ただ入り口にやたら熊出没注意!な看板があり、まだ朝も早く周りに他の観光客も居なかったから、独り旅の身としては少し嫌な感じ。でも良く見ると情報がやたら古い・・・注意喚起も大事だけど、ある程度情報は精度良く発信してもらいたいものだ。
さて少し進むと木道から離れて湿原の遊歩道に向かう途中、旧石器時代から縄文・続縄文時代を経て擦文時代に至る重複遺跡とされる北斗遺跡の復元住居があります。
恥ずかしながら此処に来るまで、アイヌ文化の前身と言われる擦文文化と言う存在を知りませんでした。もう少し先に進むと史跡北斗遺跡展示館があるのですが、そっちに行くと遠回りで時間が掛かりそうだったので、かなり悩んだけど今回はパスする事に。
さて遊歩道に出るとえらくまっすぐな道でした。とっても人工的な道なのに凄く荒れていると言うか、草に埋れてしまいそうな感じがする不思議な遊歩道。そしてこれまた事前の情報収集不足でしたがこの遊歩道は、昭和43年に廃線となった鶴居村営軌道の線路跡を利用して作られた道だったのですね。なる程道理で真っ直ぐな訳です。
この遊歩道を歩いている途中にタンチョウと思われる鳥が飛んでいくのが見えました。残念ながら写真を撮る余裕はなかったのですが、中々良い経験が出来ました。遊歩道を離れて再び木道に戻って階段を上りサテライト展望台から湿原を一望。
色々見ながら歩いた所為か、1時間半近く掛かって一周してきました。最後に折角だからと展望台内にある資料館?にお金を払って入ったのだけど・・・何ともしょぼい展示しかなくてがっかり。これでお金取るのは詐欺じゃなかろうか?これが湿原保護に役立つ筈と思えば何とか・・・
さて折角釧路湿原まで来たのから、よく写真などで見かける湿原を蛇行して流れる川が見たいと思って細岡展望台へ向かいます。
釧路川が蛇行している姿が綺麗に見えます。ちょうどこの展望台の下にくしろ湿原ノロッコ号が走る釧網本線があるんですね。凄い所に線路を通したものです、時間に余裕があったら列車で観光したかった。
さてここに来るまでに近辺の観光ガイドを見ながら来たのですが、前日くらいから凄く気になっていたのが、阿寒湖畔にあるアイヌコタンの文字。そして先ほど見た北斗遺跡で擦文文化とか始めて知ったので、どうしても行って見たくなり、当初予定ではこの後十勝に向かう予定だったのを、阿寒湖経由で行く事に変更。で阿寒湖に行くんだったら途中にある、非常に行き難いコッタロ湿原展望台に寄り道しようと決定。
途中の道は砂利道でもうもうと土埃を上げて進みます。そして初日の函館以来一週間ぶりに青空が見えてきました。隣に流れる川が見えたり隠れたりと中々に趣のある風景の中を走り続けると展望台下に到着。展望台に続く階段はかなり急で結構難儀したけど、その甲斐がある風景が眼前に広がります。
本当に手付かずの自然が広がっていて、とにかく素晴らしい!!
しばし絶景を堪能した後に阿寒湖に向けて出発。結局前日の泊まった道の駅からほぼ釧路湿原を一周した感じになりました(苦笑)そして一時間ちょっとで目的地阿寒湖アイヌコタンに到着しました。
とても雰囲気あるコタンでワクワクして中に入ったのですが・・・
あれっ?お土産屋さんばかり??
はい、またまた事前情報不足でした。てっきり資料館か博物館的な物があると思い込んでいたのですが、残念ながらそういう施設はなく、そのかわりと言って良いのか専用の劇場が作られていました。ただタイミングが悪く始まったばかり&それを見ていたら時間が足りないと言う事でお店を回って雰囲気を味わって終了とします。
ただ立ち寄ったこちらのお店では、アイヌ衣装を着させてくれたり、ムックリを買ったらその鳴らし方まで教えてくれたりと、普通のお土産屋さん以上に色々楽しませてくれました。
そして此処まで来たのだからと阿寒湖も見学しようと湖畔の駐車場に車を停めたら、直ぐ隣に阿寒湖畔エコミュージアムセンターがありました。そんなに広くないスペースに色々展示してあり、釧路湿原と違い無料!でもこちらの方が見所が沢山ありました。時間がないと言うのに相変わらずの雑学好きの性で展示物を片っ端に見て行きます。ここでもアイヌの文化と自然との関わり等が紹介されていたので中々為になりました。
展示物を見終わってようやく阿寒湖とご対面!の前にボッケとご対面!!
アイヌ語で「煮立つ」という意味らしい泥火山の噴出が見られます。当たりにはお馴染みの硫黄臭がかなり強いです。そしてその直ぐ脇に阿寒湖が広がっているのですが、その湖岸にも温泉が湧き出ていて湖だけどこの辺りでは水ではなくお湯でした。
予定外でしたが阿寒湖は来て良かったと思いましたが時間は既に3時前、予定より大分押してしまいました。急いで帯広に向かいます。途中山越えでは夕立的な雨に降られてどうなるかと思ったけど、帯広に着く頃には止んでくれて一安心。
さて帯広と言えば!
ばんえい競馬!!
いやそれだけじゃないだろうけど、アイマスクラスタに属する身としては一度は訪れるべき土地ですww
5時頃に到着したけど、当日はナイター開催なので大体レース中番。しかし予想通りとは言えこのスタンドの閑散っぷりは悲しいものがありますね。まぁ今はどの公営ギャンブルも程度の差はあれ同じ問題を抱えているのでしょうが・・・
なんて偉そうな事言いましたが、これが私の人生初馬券!と言うか初投票券 (公営競技)!記念すべき初馬券は何も考えずに買った記念馬券で、定番の765に876それにやよいです。
まぁ当たる訳もないですが、中の馬券売り場には初心者の為の説明コーナーとか買い方マニュアルとか置いてあって、いろいろ頑張っているのが良く分かりました。周りを見てると結構若い人で初心者っぽい人がそれなりにいました。ギャンブルではあるけれど北海道開拓につらなる文化だと思うからこれからも頑張って欲しいですね。
スタート直前の風景
第2障害を越えていくばん馬と騎手。
客が馬と一緒に歩いて移動出来るのが楽しいです。知識としては知っていたけど目の前で見ると迫力が違いますね!
次のレースのパドック。ばん馬は本当に大きいですよね~
場内の彼方此方に銀の匙のアニメポスターが貼ってありました。アイマスよりも遥かに人気の高い漫画ですので、少しでも広まると良いですね。
3レースほど遊んで競馬場を出ました。この秋にアイマス個人協賛まつりが行われる可能性があるらしいのだが、参加出来たら良いな~
さて折角帯広に来たのだから豚丼を食べねばと言う訳で、車で行き易い店を見つけて行ったのだが・・・客が誰も居ない・・・土曜日の7時前だよ??
不味くは無いが特徴もない、味噌汁が別料金ってのも理解し難い、そして何より誰も居ないというのはそれだけで不味くなるね。失敗した~と後悔しながら帯広を後にしました。
後は何もない襟裳岬を含む日高地方は丸ごとすっ飛ばして、カーフェリーのさんふらわあに乗るべく苫小牧に向かいます。
深夜1時45分に出航するだいせつに乗船して今回の北海道旅行も終了。後は大洗からちょいちょいと帰るだけ。
八日目走行距離 : 493km
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