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そうだ、旧東海道を走ろう(おまけ京都巡り)

旧東海道ツーリングは無事終了したけど、時間はまだまだたっぷりある。と言う訳で、この後はアイモバ営業をしつつw京都スイーツめぐりを敢行することにした。

三条大橋を出発して向かった先は



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天下一品総本店!www

先ずは早めの昼食と言う事で、去年食べ損なっていたので今年こそと思い行きました。11時半位に到着したのですが既にお店は結構な入り。カウンターに座ってメニューを見ると本店でしか見ないメニューとかが色々あって目移りするけど、やっぱり何時も食べるチェーン店との味の違いを確認したいので、ラーメンこってりにんにく入り・・・所謂並で注文。

二年ぶりに食べた本店のこってりは・・・やっぱり何時ものそれより美味しい!

マニアな方のサイトを見ると本店以外はセントラルキッチンで基本同じ味になるらしい(実際は結構店舗毎に違うとも)、で本店だけは別格扱いだそうだ。

こくと言うか深みと言うかその辺がしっかりしていて、非常に濃厚なのにえぐさがないと、個人的には感じました。

大満足でお店を出て次に向かったのは、
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大黒屋鎌餅本舗
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過去にも書いたけど、モチモチな求肥にとっても上品な餡の組み合わせは、求肥好きな和菓子好きには堪らん逸品です。

途中で何時ものように堀川寺之内にてお墓参りを済ませる。
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そして前回休業で食べられなかった北野白梅町にある日栄堂
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古き良き昭和の雰囲気を醸す店内で、とっても香ばしいみたらし団子をいただきます。
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同じく北野白梅町にある粟餅所・澤屋
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店内に入って席に着くと何も言わずに無条件でこのセットが出てきますw

粟餅はとにかく柔らかくて、出来たてをお店で食べるのが最高だと思います。持ち帰った場合どうなるのかはちょっと気になる所。

このお餅、次々に店内で手作りされていて、注文を受けてから作って箱詰めしている作業が席から良く見えます。この作業が非常にスピーディーでこれを見ているだけでも楽しい!

流石にお腹が重く、前傾を取り辛くなってきたけど、何とかペダルを漕ぎます。

次に向かったのは老松 嵐山店

三連休中日の嵐山は半端ない人出でした。なのでこちらのお店も並んで待っている状態。折角来たのだしと、名前を書いて待つこと15分位で席につけました。

頼んだのは有名な本蕨粉で作ったわらび餅!
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舌触りとか食感は素晴らしかったけど、残念ながら私の味覚では香りとか味はあまりよく感じられなかった。

そろそろ日が傾き始める頃、桂離宮の向かいにある中村軒で名物の麦代餅を購入。店内でも食べられるのだが流石に辛くなってきたので持ち帰りにとした。

この後二条城の近くでマイミクさんが写真展を開催していると聞いていたので、御挨拶しに向かう。何と言うか話を聞くと色々凄いです。
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最終的に京都駅に6時半頃に到着。結局三条大橋から55kmも走っていましたww

この日は河原町方面で泊まる予定だったのに何故に京都駅に向かったかと言うと、JR京都駅キャリーサービスを利用する為。

ここの一時預かりでは自転車を輪行袋にさえ入れていれば一日410円で預かってくれるからです。翌日は普通に京都観光をしてから新幹線で帰ろうと思っていたので駅で自転車を預かってもらえると凄い楽なんです。

そんな訳で、自転車をばらして輪行袋に入れて一時預かりに預け、地下鉄で宿に向かって三日目終了。


そして4日目は何時もお世話になっているしおりさんにまたまた京都観光をご一緒していただきます。

今回向かったのは宇治。
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朝一で宇治に向かって朝食を食べようとしたらお店がお休み・・・
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仕方ないので平等院に行こうとする途中、商店街で卵を単品売りするお店を発見!凄いですね、好みに合わせて指定するのかな?ちょっと気になるお店でした。

平等院は中学の修学旅行以来の来訪。9時過ぎに入ったのに周り結構な観光客が。
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十円玉で有名な鳳凰堂。この真ん中の建物に入るには整理券を貰う必要あるのですが、9時過ぎの時点でもう10時過ぎの時間指定になっていました。

平等院の中には平等院ミュージアム鳳翔館と言う立派な施設があって、これが非常に見所満載の資料館でした。特に鳳凰堂にある雲中供養菩薩像が目の前で見られるのはとても感動しました。ここは是非一度行ってみる事をお勧めしますね!

そんな感じで極楽浄土wを堪能して外に出てきたら既に午前の整理券はなくなりましたとか言っていた。恐るべし京都の朝!

平等院を後にしてしおりさん曰く世界一地味な世界遺産宇治上神社へ
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うん本当に地味でした。ここが世界遺産って言われても中々信じがたい地味さです(苦笑)

境内に桐原水と言う名水があるのだけど、其処にオオサンショウウオがいてびっくり!

地味な世界遺産を後にしてしゅばくと言うお蕎麦屋さんへ向かう。開店10分前くらいでしたが既に並んでいる人がいたので後ろに並びます。
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お蕎麦は薫り高くとても美味しかった!

それに先ずビールで始まって、美味しい日本酒にアテと蕎麦屋のフルコースを堪能!いやこのお店は本当にいい雰囲気。

良い感じで酔った状態で宇治から京都に戻ります。京都に戻ってから・・・あれっ?何処行ったっけ?・・・あぁ一乗寺の恵文社に行ったんだ。祖母の住んでいたアパートが近かったから、全く前情報無しにこのお店に行った事があったのだが、後から結構有名なお店だと知って驚いたのは懐かしい思い出です。

寺町通りを歩いたり最後に向かったのは新京極にある京極スタンド

四条通から上がって直ぐにあるお店。新京極は今まで散々行った事があるのだが、ここは完全に見落としていたお店です。昭和ノスタルジー溢れるお店で真昼間からビールを飲むのは最高!これ京都?と聞かれると??ですがとにかく雰囲気は文句なしでした。

完全に酔っ払った状態で今回の旅も終了!

何時もお世話になっているしおりさんに感謝をしつつ、京都駅に向かい、自転車を引き取って茨城まで。

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そうだ、旧東海道を走ろう(後編三日目、京都まで)

京都まではもうあと少しなので、のんびり朝食をとってから優雅支度をしてから出発!ww

瀬田川を北に向かい旧東海道に戻ってから大津宿を目指していると途中で何やら沢山の人が集まっていました。何だろうと思って自転車をとめて人が集まっていく方へ向かうと其処には沢山の曳山が!!
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この日はちょうど大津祭と言う有名なお祭りの日だった様で、自分が通過した時間は正に13台の曳山が一同に介してこれから出発すると言う素晴らしいタイミングでした。
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折角の機会だし時間にも余裕があるのでしっかり見物。祇園祭にも負けない素晴らしい曳山が沢山あり一見の価値があるお祭りでした。
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各曳山に乗るからくり人形が有名らしい
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2台ほど巡行に出るのを見送ってからツーリングを再開。
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大津の街もお祭りムード、祇園祭のように町屋が格子を開いて屏風などを展示しています。

大津を抜けて坂を上って逢坂の関を越えればいよいよ京都!
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峠を越えてあとは下るだけ~と気持ちよく走っているといきなり道が無い・・・歩道橋で国道を渡るしかないので、自転車担いで歩道橋を渡り反対車線から再び走り出します。

しかし京都とは言えここは山科、中心部に入る為にはもう一声、日ノ岡峠越えがあります。ここでも幹線道路なら比較的緩々上っていく所を旧道はいきなり急坂になったりと最後の最後まで気が抜けません。
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峠を越えてまた気持ちよく下り、蹴上を通過したらもう目の前に三条大橋!11時前にに無事三条大橋に辿り着きました。

これで日本橋から三条大橋まで、東海道五十三次を走破すると言う目標は無事達成!あとは時間に余裕があるから市内をぐるっと回ってスイーツ巡りwwなのでツーリング本編はこれで終了です。このおまけの京都市内スイーツ巡りサイクリングと翌日の京都散策のネタをさらっと書いてブログの記事は終わらせるつもり。


さて準備編で述べたとおり過去二回のツーリングに比べて丸一日+α余分に時間を掛けて、出来るだけ旧街道をトレースして京都に到着した訳なんですが、まともに史跡なんかを見て行こうと思ったら全然時間が足りませんでした。街道歩きの人達の様に色々な史跡や景色などに触れながら走ろうとするなら、1日辺りの走行距離は80km以下、出来るなら60km程度に抑えないと厳しいですね。

あと最初から予想していた事だが、やっぱりロードバイクでの旧街道トレースはかなり辛い!

基本車道を走る乗り物なので道端にある案内やら碑に気がついた時は大概通過して、確認するにはUターンしないといけないので手間は掛かるし、危険も増える。

宿場の中は自転車を押して歩き、宿場間を自転車に乗って走ると言うのが、自転車を使った街道歩きの理想ではと思う。そう考えると小径でかつ軽量な自転車が一番向いている気がします。

あと石畳でビンディングシューズはかなり危険です(苦笑)


旧街道を走ると現代の道路が丘を切り開き、谷を埋め、橋を渡して勾配を緩やかにし、そしてなるべく直線にと整備されているのが改めてよく理解出来ます。ついでに車優先思想と言うか、車の事しか考慮せずに道を作っているのも・・・

突然現れる心臓破りの坂、短い距離で現れる細かいアップダウン、直ぐ脇に併走している幹線道路なら余計な力を使わず無理なく進めるのに~と旅の途中で何度思ったことだろうか・・・

散々言われている事だがこれが経済最優先で突っ走ってきた日本の姿なんだな~と実感。それが良いとも悪いとも明言は出来ない。


さて来年はどうしようか?またツーリングには出掛けたいが、流石に旧街道完全トレースはやら(れ)ないなww

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そうだ、旧東海道を走ろう(後編二日目)

何とか今年中に書こうと慌てて連投です・・・だからもう少し(ry

二日目も朝から良い天気で峠越え日和(?)です。

桑名を出ると伊勢両国常夜燈を通過、町屋橋を渡って員弁川を越えて行きます。川を越えると直ぐに田舎道になります。

長閑な風景を見つつ順調に進む。

四日市内に入って中心部に入ると街道がアーケードになりました。
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しばし街中を走っていましたが、また直ぐに田舎道に。四日市宿を過ぎて石薬師宿に入る前、国道は丘を切り開いた道を緩やかに登っていきますが、旧街道はいきなり半端ない急坂(杖衝坂)に突入!
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いやもう本当にいきなり心臓破りの坂で体力を奪われます。
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へろへろ石薬師宿を通過し庄野宿に入ると庄野宿資料館を発見、まだ時間に余裕はあったので見学をする事にした。自転車をとめようとすると敷地内に先客の自転車が二台、このツーリングで初めて同じ様な東海道めぐりをしていると思われる自転車のりに会いました。

中に入ると案内のおばさんがいて丁寧に色々説明してくれます。この資料館は旧小林家と言う油問屋を利用した施設で中々良い雰囲気でした。色々展示してる中で興味深かったのが高札。

旧街道を走っているとやたらと目にする高札場。宿場のシンボルとして分かり易い所為かよく復元されています。でこの資料館の中に江戸時代の本物が飾られていたのですが、まるで浮き彫りの様に文字が書かれています。

浮き彫りなんて技を態々使ったのかと思いきや元々ただの墨書だとの事。墨に含まれる膠が防腐剤の役割をして長年の風雨に晒された結果、周りの木だけが削られて浮き彫りの様になったらしいです。

少し賢くなった所で先に進みます。この三連休は秋祭りのピークだったようで彼方此方でお祭りを見かけました。庄野宿の中も立派な飾りが街道を飾っていました。
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立ち止まって写真を撮っていたらひとつ先の飾りの下に座っていた地元のおばさん達に「写真撮るならこっちにしなさい~」なんていきなり声を掛けられる。
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言われるがままに進むと確かに立派な飾りがありました。曰く「この町内の飾りが一番立派なんだから!」と。どうやら町毎に飾り付けを行っているみたいで、このおばさん達の自慢の一品だったみたいです。このやり取りが旧街道ツーリングで唯一の地元住民との交流・・・やっぱり自転車で走り抜けちゃうと街道歩きとはちょっと違いますね。
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直ぐ先の神社もお祭りムード
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ちょっと先では装束を着た子供達も歩いています。
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凄く伝統がありそうで雰囲気があります。きょろきょろ走っているといい感じの時間になってきたのでちょっと先を急ぎます。

亀山宿を通る頃には11時過ぎになっていました。さてこの日のお昼は去年DQNの群れに阻まれたB級グルメのお店、亀八食堂。国道沿いなので旧街道からはちょっと寄り道。
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前情報にあった通り店内の床は油で滑りやすく、ビンディングシューズだとちょっとした恐怖でした。
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注文したのは豚肉だったかホルモンだったか・・・忘れた(苦笑)とうどん玉、もれなく野菜がつきますw

味噌味が実に中京圏らしいです。見た目も味も非常にB級感が溢れていて、ツーリング中の昼食としては申し分ありませんww

お腹いっぱいになって外に出たら既に待ち列が出来ていました。混む前に入れて良かった!
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先に進むと関宿に入ります。ここは旧東海道の中で一番往時の街並みを綺麗に残しています。とても雰囲気が良く思わずゆっくり走りますが、それでも勿体無い気がする宿場でした。
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宿として営業中
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西の追分には無料の休憩所

街並みを抜けるといよいよ鈴鹿峠に向かう道になりますが、その前に坂下宿を通過。この坂下宿は半端なく寂れていました。それまでにもあっという間に殆ど何も見ないで通過してしまう宿場もありましたが、ここは普通の住宅すら殆どなく、ただ畑と空き地があるのみといった風情。

あまりの寂れっぷりにお昼を過ぎたばかりだというのに何か薄ら寒い感覚すら感じつつ早々に走り抜ける

ここからが本当の鈴鹿越え。徐々に標高が上がり片山神社に入るところから道幅も狭まり、路面も怪しくなり、一気に勾配がきつくなります。途中で街道歩きと思しき人とすれ違ったのだが、何か不思議そうな目で見られましたww

片山神社到着で私の脚は完全に売切れ、息も切れ切れで手水の前で休憩。と休んでいたら後ろから4人組の街道歩きの人達が追い越して山道を上り始めました。直ぐ後ろを自転車押して上るのは何か何かだったので、見えなくなってから上り始めます。
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ここからは完全に山道でどうやっても乗っては上れないので、押し歩きで上り、時々階段状になるのでその都度担いで超えて行きます。
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最高に歩き難い石畳再び・・・
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国道の下を潜った先は立派な階段・・・orz

自転車かついでえんやこらと上がります。国道を横切り、公園のような平地を横断して再び山道。
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しばらく上ると平らな林に到着!鈴鹿峠です!って予想よりあっけなく到着。
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折角なので自転車を置いてちょっと寄り道で鏡岩を見に行ってみる。前情報通りどう見ても鏡の様だったとは思えない大岩がありました。そしてこれまた前情報通りとても素晴らしい景色が広がっていました!ただ高所恐怖症の身には同時に恐怖感も同様に味わえるちょっと怖い場所です・・・

景色を堪能した後、再び自転車を押して先に進むと峠から数百メートルで舗装された道路が・・・あれっ?こっち側って峠の直ぐそばまで普通の道なの?峠を挟んでえらく道が違いますね。
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という訳で、万人講常夜燈を通過した後ここからはゆるゆると続く気持ちのいい下り道を一気に下って行きます。止まるのが勿体無いから途中に何があるかなんて気にせず進むww

だいぶ下ったところで去年も休憩した道の駅に到着。ここから土山宿で中々にいい雰囲気の街並みでした。そうして更に調子よく水口宿を通過。
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途中で天井川を二つくぐり抜けます。確か遥か昔、小学校の頃に社会の授業で聞いたような記憶がある天井川、実際に見るとなんとも不思議な光景です。屋根より高い川ってww
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上に上れたので上がってみると水は流れていませんでした、残念。しかし川より下に屋根が見える風景と言うのは・・・
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天井川二つ目
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こちらは水が枯れているとか言うレベルではなく荒地のようになっていました。

ここからはもうラストスパート、どんどん先に進みます。石部宿を越えて段々と風景が都市部のそれに変わってきていよいよ草津宿。

ここで大体4時だったのでこれなら時間にも余裕があるし草津津宿本陣に立ち寄ろうと思っていたのですが・・・いくら走っても草津宿らしい史跡やら案内が見つからない。おかしいおかしいと思いつつ進んでいくと明らかに草津宿を通過したとしか思えない地名を見かけて愕然とした。

今思い返してもどうしてこうなったのか全くの謎なんだが、とにかく草津宿に関するものは一切見つからずに通過する破目になった。結構楽しみにしていたので可愛さ余って憎さ百倍、草津に対して呪詛の言葉を吐きつつ今夜の宿泊先を目指す。

瀬田川を超えた所で旧街道から外れ石山寺を目指し、向かったのは月乃家山荘

前日の桑名とは違い、この日は三連休の初日という訳で京都市内や大津の宿はほぼ全滅、ぎりぎりでこの宿が空いていました。一人旅でこのレベルはちょっと贅沢だと思ったのですが、ほかに選択肢はないし少しぐらい良いだろうという事で決定。
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美味しい食事と鉱泉にゆったりとつかりゆったりツーリングの良さを満喫。

この日の走行距離大体100km超、いよいよ翌日は京都です。

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そうだ、旧東海道を走ろう(後編一日目)

既に実際に走った日からもう二月以上時間が過ぎあと少しで今年も終わる。ブログも二月以上書いていない体たらく。その間に別件で関西に行ったりしてネタが溜まってどうしよう状態(苦笑)かなり記憶が薄れて色々あやしいのだが、写真を見ながら頭の引き出しを覗き込みながら書いてみる東海道ツーリングの後編です。

前編で豊橋まで走った日の2週間後、ちょうど三連休があったので、そこに(今更)GWの振り替え休日を追加して四連休の優雅(?)なツーリングを目指してみました。

始発で茨城を出発しても悲しいかな東京に着く時には7時前、ちょうど朝のラッシュが始まりかける頃。上野から東京までたった4駅だけど自転車という大荷物を抱える身にとっては非常に神経を使う時間した。

邪魔にならないように気を使いつつ東京駅新幹線ホームに到着。目的地が豊橋なのでこだまに乗ります。

こだまは自由席が沢山あるので始発駅ならば大体問題なく自転車を置き易い一番後ろの席を確保出来るので、その点はのぞみやひかりに比べてありがたいです!そのかわり各駅で通過列車を待つのが大変ですが・・・

そんなこだまも9時前に豊橋駅に到着。さくっと準備して9時半前に豊橋から桑名を目指す旧東海道ツーリング後半一日目の出発です。
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豊橋から名古屋方面に向かう道は、国道一号を走っては逸れて、戻っては逸れてを繰り返します。以前のツーリングの日記にも書いているけど、とにかく名古屋に向かう国道一号は自転車にとって恐怖の道です。なので脇道にそれるとほっとして、また戻ると神経をすり減らして走る、の繰り返し。
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吉田宿から御油宿を越え先に進むと立派な御油の松並木が広がっています。舞宿の方がより整然としている感じで美しいですが、こちらは何と言うか迫力がありました。

松並木を抜ければ直ぐに赤坂宿です。
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大橋屋と言う旅籠で1716年の建築らしいです。この他にも比較的往時の雰囲気を残していた赤坂宿を抜け、目指すは藤川宿。
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ここは去年も通過したし、非常に分かり易いので良く覚えています。

いい感じで走っている内にあっという間にお昼の時間。一応候補としてチェックしていたのは、海鮮丼のお店と味噌煮込みうどんのお店、それに鰻のお店。このツーリング後半は前半とは違い気温が結構高めだったので味噌煮込みは即却下。海鮮か鰻か?で迷った挙句に鰻を選択。

向かったのは岡崎駅近くにあるはせべ。ちょっと旧街道から離れるとは理解していたのだが、実際に走ったら片道5km程あり、更にお店が街道より標高が低い為、戻るには緩々ながらも上り続きでちょっと後悔した(苦笑)
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ギリギリ正午前にお店に到着して美味しい鰻を頂く。駅近くで平日だからサラリーマンばかりかと思いきや、結構リタイア後の年配の方が多い感じ。

旧街道に戻りちょっと走れば直ぐに岡崎城下の二十七曲に突入。
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その名の通りいい加減にしろと言いたくなる程ちょくちょく道を曲がります。曲がり角毎に立派な案内が出ているのだが、自転車で走っているとこれすらも時々見過ごして何度かミスコース(苦笑)

岡崎宿を越えて全く名前が読めなかったw池鯉鮒宿へ
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池鯉鮒宿を超え鳴海宿に向かう途中に立派な阿野一里塚
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更には雰囲気のある服部家住宅などを通過。

名古屋の市内に入ってからは交通量も増えたのでよそ見せずひた走り、目指すは宮の渡し。
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順調に走っているつもりだったけど、宮の渡しに着く頃には早くも太陽の力が弱まってくる時間に・・・
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ここから旧街道は桑名まで海上七里の海路となります。なので桑名までは正しいルートが存在しないので国道をまっすぐ西へ!・・・西日がとても眩しい・・・
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木曽川、長良川、揖斐川と木曽三川を渡り、いよいよ三重に入ります。
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桑名の七里の渡跡に着くと同時に日が暮れました。周りも見えなくなったので先を急ぎます。

ここまで来たら今夜の目的地はもう目と鼻の先、ナイトランになったけどあまり気にせずホテルに向かう前に夕食を取る事にします。桑名の渡し場の直ぐ近くにまぁまぁ評判の良いお店ですし道場 桑名本店あったのでそちらに移動。

今来た道を少し戻ると目に入って来たのはボーリングのピン・・・何ここロジャース?(埼玉県南民ネタ)
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外観はおかしいけど中は普通の回転寿司。内容は極普通にまぁまぁ。以前に金沢のお店でも書いたけど、回転寿司としては十分に及第点だと思うけど、値段を考えれば当たり前かな?と感じる。それでも地魚が堪能出来るのは嬉しい事で、お腹いっぱいになって本日の宿に向かいます。

泊まったのは桑名駅前のホテル。当初計画では四日市で宿を取ろうと考えていて、この日は平日だから宿探しは簡単だろうって思っていたのだが、一週間前に検索して選択肢が殆ど無い事に気がついた。桑名はともかく四日市にはホテルも沢山あるはずなのに何でだ?と思っていたネットをウロウロしていたらF1の文字が・・・この週末にはF1鈴鹿GPが開催されていました!

そりゃ宿がない訳です、なので宿を取れただけでもラッキーだったと思う状況でした。F1全盛期だったら絶対無理だっただろうな・・・

そんな感じで7時過ぎにホテルに到着、豊橋から大体100kmちょっとの走行となりました。それなりに順調なはずだったけどやっぱりスピードがないので結果大分ギリギリな感じとなりました。

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そうだ、旧東海道を走ろう(前編三日目)

前日までの経験を基になるべく早めにホテルを出発しようと準備して、8時ちょっと過ぎに出発!

ホテルの目の前が旧東海道だったので無駄なく昨日の続きを走り出すが、昨日より更に痛くなったお尻が辛い・・・前日同様に気を使いながら進みます。

気持ちよく走っていると丸子宿に到着。

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ここにはとろろ汁で有名な丁子屋がある。創業は何と安土桃山時代と半端ない歴史を誇るこのお店。とろろ好きとしては是非食べてみたいのだが、今回は全く時間があわなかった為に断念。何時か食べに来たいものです。

まだ時間も早いので先に進むと高速道路の様な一号線に合流し、ゆるゆると上っていきます。もう直ぐ宇津ノ谷峠という所でとても記憶に残っている道の駅が・・・去年のツーリングで焼津まであと少しと鞭を入れた所でした。まだ休む必要も無かったのでそのまま通過して、去年はトンネルであっという間に通過した宇津ノ谷峠へ向かいます。

国道を逸れて宇津ノ谷集落の入り口に辿り着くと、左右に道が分かる所に大きな案内図がありました。

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でここでまた事前の情報収集の甘さが発揮。幾ら案内図を見ても左が旧街道なのは分かるのだが、明治のトンネルとの違いが良く分からないし、説明文を読んでも自転車で行けるのかも判断がつきませんでした。

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突貫して進めなくなるが嫌だったので、結局右に向かい大正のトンネルを通過。

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大正のトンネルはまぁ味があるトンネルではありましたが、よくある寂れた峠道なんかにある古いトンネルという感じがしなくもない。

大正のトンネルを通過した先に明治のトンネルに続く遊歩道っぽい脇道があり、ここだけ見ると自転車で行けそうだったので県道を離れてそちらに進みます。

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少し進むと左が明治のトンネル、右が旧東海道とあったのでとりあえず右に進んでみたが、あっという間に自転車で進みたくない道が現れた。この道がどれくらい続くのか全く分からなかったのであっさりUターン(苦笑)

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でも折角なので元のに道に戻らず明治のトンネルを目指す・・・と考える間もなく到着。

あれっ?もしかして反対側からも明治のトンネルを通る道は自転車でも問題なく進めた?

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明治のトンネルは中々良い雰囲気だったから外から眺めるだけだと勿体無い気がしたので、一往復してから再び元の県道に戻ります。

岡部宿を超えて藤枝宿も通過し島田宿に入るといよいよ大井川です!

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東海道のある意味一番の難所大井川ですが、島田宿側は当事の町並みが復元されていて、往時の雰囲気が感じられました。

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残念ながらどうやってもここを渡る事は出来ないので、迂回して橋を渡り金谷宿に入ります。

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金谷宿を超えると直ぐに急坂と旧東海道石畳入口と石畳茶屋の案内が現れます。

いっ、石畳!?

箱根で懲りた石畳ですが、地図を確認する限りここを迂回するとルートが大きく逸れてしまう。まっすぐ進む分にはそれ程距離はなさそう、何より茶屋の文字が魅力的でした!ww

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と言う訳で懲りずに突貫!

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の前にお茶屋で一服ww

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ゆっくり休んで、さて上るか!自転車を押して上がるといきなり倒木が行く先を塞いでいます。これも台風の影響かとおもいつつ、自転車を持ち上げて木を跨ぎ超える。

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やれやれと思っていたら更に酷い倒木が・・・

今度は完全に自転車を担ぎ上げて先に木の向こうに下ろしてから自分も木を跨いで超えます。普通に自転車を押して上がるだけでもかなり大変なのに、倒木越えまであった所為で予想以上に疲れました。

なんとか現代の道路に戻ると直ぐに下り坂になったのだが、こちら側にも石畳がある・・・

流石に下りでの石畳は嫌過ぎるのと、こっちはちゃんと普通の道路が並んでいたので悩む間もなく一気に下っていましたww

気持ちよく下った後は再び上りです、ここから箱根、鈴鹿と並ぶ東海道の難所小夜の中山に向かいます。

箭置坂を見た瞬間自転車を降りました。いやあれはマジで洒落にならない斜度です!自転車を押して歩いて上がるだけでも息が切れ切れになり、途中で休憩を挟む体たらく・・・

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距離自体は短かったけど、苦労して上った先にはお茶畑が一面に広がる素晴らしい風景が。

少し斜度が緩くなったので自転車に乗って先を進むと直ぐに峠の一番高い所に着き、後はゆるゆる下って快適~

と油断していたら日坂宿に入る直前に小夜の中山もう一つの難所、二つ曲がりに差し掛かります。

激坂+急カーブの組み合わせの下り坂なので前後両方フルブレーキにして、重心をめいっぱい後にしておかないと前転して転びそうな恐怖感に襲われます。

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難所を越えて日坂宿に入る。往時は小さい宿場だったようですが雰囲気の良い宿場でした。資料館もあったけど先を急ぎます。

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掛川宿を超えて袋井宿につくと、えらい自己主張の強い小学校が!ww

ここからは平地&追い風という事で気持ちよく進みます。その代わり途中に何があったかはよく覚えてない罠(苦笑)

袋井辺りで1時を過ぎたのだけど、この日は茶屋で休憩もしたし、帰りの時間を考えるとなるべく余計な時間はかけたくない。その上全く前情報を集めていなかったので何でも良いからファーストフードでもよろうかと思って走っていたのだが、タイミングが良くなかったのか全く見当たらない。

旧街道って現在の主要道路から外れていたり、住宅地だったりするのでいざお店を探そうとすると凄い苦労する時がありますね。

そんな感じでようやくコンビニを発見したとのは見附宿を超え、もう直ぐ浜松という所。適当なパスタで遅い昼食をとったけど、これやると途端にブルベを走っているようでツーリング気分が吹き飛びます・・・

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浜松を越えて舞坂宿に入ると東海道で現存する中で一番美しいと思う松並木が心を癒します。

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浜名湖を超えると、更に追い風に乗ってどんどん進みます(といってもせいぜい25km/hくらいですが)新居宿を過ぎ、坂を超え白須賀宿に入り、いよいよ愛知県!

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二川宿本陣跡は立派な資料館でしたが、やっぱり時間の都合で通過。

そうして5時ごろ無事豊橋駅に到着!

自転車を輪行袋に詰めて新幹線で夕飯を食べようと思ってお弁当屋を覗いたら既に完売・・・6時前に完売って酷くないか?いくらこだましか止まらないにしても>豊橋駅

三日目はおよそ125kmの走行でした。これで前半終了、後半は豊橋からのスタートです!

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そうだ、旧東海道を走ろう(前編二日目)

朝7時半起床、前日買っておいたパンとおにぎりの朝食を食べ、グダグダ準備をして宿を出たのが9時ちょうどくらい。この日は朝からよく晴れていたけど気温はやはり低く、湿度も大きく下がっていたので非常に快適なサイクリング日和でした。

さて出発するかと自転車を跨いだらお尻が痛い!

半年のブランクの所為ですっかりお尻の皮の根性もなくなっていました。一応ボルダースポーツで保護はしていたので傷にはなっていないけど、痛いものは痛い。ペダルを漕ぐたびに変な声を出しながら出発です。

前日に下った時に予想していたけど案の定旧街道に戻る急坂で汗ダクダクに・・・

それでも木々の木陰はとても涼しくて走っていれば非常に快適でした。権太坂でも書いたけど真夏だったら確実に気持ち悪くなってギブアップした可能性が高い・・・

テレテレと上っていると沢山のローディー達に抜かれて行き、また同じくらいすれ違いました。箱根の旧道は地元ヒルクライマー達の絶好の練習スポットなんですね~

数kmほど走ると目の前で道路から左の脇に逸れていく街道歩きの二人が見えました。

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そうここが本当の箱根旧街道の石畳(まぁ湯本の手前にも温泉街の中にも一部石畳があったのだがそこはスルーで)

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参考にしたサイトの方は上りに関してはすべて旧街道を自転車を担いで進んだようですが、さすがにそれは無理がある。しかしなるべく旧街道をトレースすると言う目的からも少しくらい通ってみたいという事で物は試しで突入です!

沢を渡るために少し下るのですが、苔むした石畳はよく滑ります。多分普通の靴でもよく滑るだろうけど、私のはSPDシューズ(馬鹿)半端なくよく滑ります!一歩一歩足元を確認する様に自転車のフロントを持ち上げて体と一緒に運ぶ。

沢を越えて上りに入った瞬間後悔しました。足元だけではなく自転車まで滑り始めるので、全身の筋肉をフル稼働させ、滑らせない様に自転車を持ち上げながら何とか先に進みます。その間オートストップとオートスタートを繰り返すGPSが煩い煩い(苦笑)

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悪戦苦闘して何とか次の道路との交差箇所から通常復帰。この苦行を行っている間、すれ違ったり追い越す街道歩きの方が居なかったので、変態的な姿を見られなかったのは幸い(残念?)でしたww

もう石畳は勘弁して下さい、と普通の道路を進みますが決してそちらも楽ではなく、辛うじて押して歩かない矜持だけを持って、そのかわりに進んでは休んで、進んでは休んでを繰り返して行くと、こんな嫌な標識が・・・

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歩くよりマシと言うスピードでテレテレ上っていると樫木坂に到着。

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洒落にならない急階段が延々と続いているのですが、一体往事の道はどんな風になっていたのでしょうか?現在の道路が九十九折を繰り返して上っていく様な斜面を旧街道は最短距離で上っていきます。本当にこんな所馬が歩けたのでしょうか?

大分時間が経って、ようやく甘酒茶屋に到着!

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吸い寄せられるように自転車を止めて力餅(いそべ)で休憩です。

このお茶屋さんには無料の休憩所が隣に併設されていて、その中にはこれまた無料の箱根旧街道資料館があるのですが誰一人中に入っている人はいませんでした。

折角なのでと中に入ると、資料館なのに文字が読めるぎりぎりな位の薄暗い照明で、資料館と言うよりお化け屋敷の方があっているのでは?と思いながぐるっと一回り。

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この写真もストロボ焚いたから雰囲気ないけど、実際は本当に薄暗くて雰囲気ありすぎで怖かったです(苦笑)

そんな感じでまったりしていたらずいぶん時間が経ってしまいました。慌てて自転車に乗り関所を目指します。

お玉ヶ池を越えて一旦下りに入り芦ノ湖が見えて来ました!

今までの寂れていた雰囲気から一転し、如何にも観光地と言った雰囲気に包まれ、あ~現代に帰って来た~!!って変な感動をしながら関所を目指します。

さて関所にも有料で見学する所があるのだが、前日同様既に時間が危なくなってきたので、関所はそのまま通過。

関所を出て少し進むとGPSが右折を示していて普通に道があったのでそのまま進んだらいきなり旧道しかなくなった・・・

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気持ちよく下った後だったし、地図で確認する限り直ぐに国道と交差するはずなので、再び旧街道の石畳に突撃する。

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やはり無茶苦茶歩き難い、しかも少し先に進むといきなり道を木が塞いでいます・・・先日通過した台風の影響でしょうね、ここに来るまでの道路にも沢山の落ち葉やら小枝等が沢山落ちていましたが、道を塞がれるとは思ってもみませんでした。

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横たわる木を跨ぎ、自転車も担いで何とかクリア、ぜぇぜぇ言いながら進むとようやく国道との交差する所がみえましたが、この最後の上りも一苦労。

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ようやく国道に戻れた所であらためて箱根峠に向かいラストスパート!

箱根峠を越えれば後はひたすら下り坂!こちら側にも勿論旧街道がある訳だが、もう石畳は嫌だ、下りでまで苦労はしたくないwwと言う事で国道を気持ちよく下っていきます。

途中からは普通に走れる旧街道になっていた筈だが勢いに任せて大分先まで行ってから合流、あっという間に三島を通過。沼津で食事をするつもりだったので先を急ぎます。

沼津に着いて去年大満足した山正でまたイカ丼を食べようと向かったのだが、13時過ぎにお店に着いたら外に人が並んでいる・・・大体去年と同じくらいの時間に着いた筈なんだが・・・

流石に並ぶ気にはなれず離脱。確か去年もう一軒候補があった筈と、断片的な記憶をかき集め向かったのは弥次喜多

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2時近い時間でもお店は大混雑でした。フライは美味しかったけどコストパフォーマンスが良いかと聞かれると微妙。

この先は前日と同じパターンww

時間に余裕がないのでひたすら先を急ぎます。AJ神奈川の沼津ブルベで使うコースを一部走りながら富士川を目指します。途中は何があったのか殆ど覚えていません・・・

途中でどんどん曇ってきて空模様が怪しくなってきたけど、結局雨は降らず。

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去年と同じく富士川の水量が凄いです、そしてこれまた去年と同じく富士山が見えませんorz

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由比には本陣跡の公園があり歌川広重の作品を置いた美術館もあるのですが、既に閉まっていました。まぁ開いていても立ち寄る余裕なんてなかったけどね・・・

由比を通過し次は本日二箇所目の難所、薩埵峠に向かいます。

薩埵峠の入り口でいきなり洒落にならない急坂があり、即効で自転車を降りて押し歩き。

幸いにも急坂はとても短い距離だったので後は低ギアでテレテレ上ります。

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途中で由比のPAが見えました。海岸の方から東名高速、国道1号バイパス、東海道本線とこの狭いスペースにぎっちり詰っています。そして何時も走っているのは高速とバイパスの間の怪しい隙間(苦笑)

日が暮れそうになる中、何とか薩埵峠に無事たどり着いた所で地図見て初めてこの先の道がハイキングコースである事に気がついた。流石に日が暮れそうな時間に山道を自転車押して歩く気にはなれないので、興津に向かう道路に行こうと思ったらこんな状態。

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まさかの台風の影響パート2です!

なんかいけそうな感じがしなくもなかったけど、土地勘もないところで無理は出来ないと泣きながら今来た道を戻ります。

先程の急坂を下るのは本当に怖かった。フルブレーキでおっかなびっくり下るのだが気を抜くと前転してしまうのではと言う恐怖感に囚われながら何とか元の道に戻ります。

後は仕方ないのでさっき上のほうから見た怪しい国道と高速の間の道を進みます。

完全に日が暮れて、再び予定外のナイトラン突入。旧道の周りなんて見る余裕がなくなり、ひたすら走り続けます。ここから静岡までの間の記憶殆どありません。ただただ旧街道をトレースする事だけに集中して走る。

結局前日と同じ位の時間に静岡のホテルに到着。

とりあえず風呂に入ってさっぱりしてから外に出掛ける。

向かったのは土曜営業と書いてあった多可能 、でしたが臨時休業。仕方なく駅を超えてもう一軒チェックしていた海ぼうず本店へ。

こちらは丁度カウンターが開いていたので良い感じな時間が過ごせました。

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静岡おでんは初めて食べたけど普通に美味しいですね、ただ鰹節って必要なのかな?まぁ気持ちよく酔う事が出来て、これで二日目終了。

走った距離はやっぱり100kmちょっと位だけどとにかく疲れました。

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そうだ、旧東海道を走ろう(前編一日目)

東海道の起点と言えば誰もが知っている日本橋!

と言う訳で、日本橋まで輪行で向かいます。9時前に上野駅に到着しコンビニで買ったパンを食べながら自転車を組み立てる。ここから日本橋に向かうのだが、折角だからとアイモバ営業し損ねていたエリアを拾う為にぐるっと大回りしたのは愚考でした・・・

この大回りに予想以上に時間を取られて、日本橋に到着したのは10時40分くらい。時間が押していたし何度も来ている場所なんでさくっと写真を撮って、いざ出発!

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天気予報では気温は低いけど晴れるみたいな事を言っていましたが、実際には見事な曇天だけど雨は降らない。自転車で走るにはこれ以上無いと言うくらいのベストコンディションでした。

品川までは今まで何回も走った大通りのコースで信号でちょくちょく止められながら進みます。

品川駅を過ぎて品川宿の入り口でいきなりのミスコース。線路を渡ったら直ぐに右折しなければいけないのに、普通に車線の左端を走っていたら全く右折出来ずちょっと先まで行ってから右折して入り口から数100m先くらいで合流。色々めんどくさいのでそのまま先を進みます。

品川宿は昔ながらの商店街って雰囲気で、その商店街の中にお寺や各種史跡などがあり、東海道を走っているんだな~って感じる事が出来ました。

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品川宿を抜けて次に向かうは川崎宿。

鈴ヶ森を超えて国道15号に合流し、蒲田では馴染み深い(笑)PiO前を通過し、多摩川を越えて川崎に入る。

川崎に入ると再び旧道に分かれて駅前の商店街を走る。先へ進むと市場の一里塚があった。

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今回の旅で初めて確認できた一里塚です。この後、ちょくちょく一里塚は出て来ますが、大体後の記念的な跡が大半で、本当の意味での往時の一里塚は殆どありません。

有名な生麦事件のあった場所には案内板がありましたが、完全に民家の前でしたwwあの家の人嫌じゃないのかな?

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再び国道15号に合流し、神奈川新町で遅い昼食にした。

行ったお店は何時もの食べログで、良い感じにB級感が出ていたなりこま家!こちらのお店で頼んだのはハンバーグ定食。

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非常に肉々しいハンバーグでツーリング中にはぴったりメニューでした!

お腹がいっぱいになったが気がついたら大分時間もたっていたので急いでツーリング再開。

横浜の手前で再び旧道へ曲がるといきなり坂。えらい細道を進むと京急神奈川駅に到着、駅前には宿場の案内が出ています。

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この辺は台地なので国道を走っていれば気にならないような短いけど急坂がちょくちょく出て来ます。

途中で旧東海道は洪福寺松原商店街の歩行者天国となるので、自転車を降りて歩いて通過します。
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この商店街は凄い活気が溢れていてお祭りなのかと思ったけど、これが何時も通りっぽかったです。

さて保土ヶ谷宿を越えると名高き権太坂があらわれました。半年以上まともに自転車に乗らず、ひたすら肥え続けた身には洒落にならない急坂で押して歩こうかと思いながらも、何とか超える事が出来ました。気温が低くて助かりました、夏に走っていたらここで死んでいましたね、きっと・・・
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権太坂を超え品濃坂の手前に立派な一里塚があらわれました。往時を偲ばせる立派な品濃一里塚ですが、大きすぎて上手く写真が撮れなかった・・・

一理塚を越えて坂を下っていたらまたミスコース!

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旧街道を進む為には坂の途中から陸橋で道路を越えて行かなければなりませんでした。(この写真で左の車止めの向こうに階段がある)

下に下りてしまうと其処から迂回も大変なので、今降りた坂をまた上ってから旧街道に入って、自転車を担いで階段を下ります。

さてこの辺から時間がどんどんなくなってきました。出発の遅さと途中途中で写真なんか撮っていると予定に対して後れる一方で、これ以上遅くなるとまずいと思い。この先は殆ど止まらず写真も撮らずで急ぎます。

なんかブルベの様な走り方になって今回の目的は何だっけ?とか自問自答しつつもひたすら走ります。

戸塚宿から藤沢宿、平塚宿、大磯宿辺りは走り抜け、途中に何かあったのかさっぱり思い出せません。日没ギリギリな感じで小田原宿を通過、箱根の上りが始まる頃には、今回はするつもりが全く無かったナイトランに突入です。

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大磯を通過した後くらいで数箇所こんな表示を見かけました。確かに旧街道の名残だけどこんなの用意している余裕があるなら、もっと違う案内を一杯出してくれれば良いのに・・・

小田原から湯元までの上り道、一号線を走るならそんなに酷い坂は無い筈だが走っていたのは旧街道。時々短いけど急坂が出るたびに気力が削がれていきます。

ヘロヘロな状態で宿に行く前に向かったのは箱根かれー 心

辿り着いたカレー屋はお洒落な外観と内装にカオスなディスプレイでしたww
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全ての壁にエヴァ関連、奥のショーケースには懐かしのおもちゃコレクション!店主の趣味丸出しなのでしょうか?

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肝心のカレーはそこそこスパイスが自己主張する和風な感じでしたので、私的に美味しかったです。また角煮はとろとろではなくふわふわな食感で美味しかった!

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夕飯を済ませて後少しのラストスパートだけ・・・なんだがいきなりの急坂で気力が一気に低下。そしてその途中から旧街道を離れて宿に向かう道は更に急な下り坂。翌日これを上るかと思うと益々気力低下・・・

色々グダグダな状態で初日の宿、大和旅館に7時半頃到着!

実走行距離は95km+14km(最初の大回り分)の高々他100kmちょっとですが、だらけた体にはひたすら堪えました。ゆっくり自慢の温泉につかって疲れを取り、寝不足解消の為に9時半頃には就寝。

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そうだ、旧東海道を走ろう (準備編)

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3年連続三回目の上方へのツーリングです。7月出掛けようかと予定していたのだが、天候が良くなかったので直前キャンセル。改めてこの三連休で出掛けてきました。

今回で三回目となるこのツーリング、初めての時は脚力の自信の無さから箱根と鈴鹿を避け、東海道なんて殆ど意識しないひたすら西を目指すルートを選択。

二回目の去年はなるべく東海道を走ろう!と思って計画したのだが事前の情報収集不足による理解不足で、東海道と言うよりはほぼ国道1号線をトレースするルートに。

そして三回目となる今年は、東海道五十三次の走破が目的!

街道歩きの定番とも言える旧東海道を自転車で走れる範囲でなるべくトレースし、日本橋から京都の三条大橋を目指す事にしました。

そんな感じでちょくちょく情報収集をしていたのですが、ウォーキングの方ならば掃いて捨てるほどに簡単に情報は見つかるのですが、自転車となるとなかなか丁度良い情報が見つかりません。これはどうかな?と思っても大抵の場合、東海道と書いてあっても国道1号だったり、単純に東京から京都に向かう事を示す場合が殆ど。

結局有効活用出来たのは、折り畳みの小径車で走ったこちらのサイトと、人力と言う街道歩きのサイトの中の人のサイトでした。あと詳細なルート作成は同じく人力の東海道紹介をフル活用!このサイトは詳細な地図が全部載っていたので非常に助かりました。

さて上記の地図を頼りに、GPS用のルートを作成し始めたのですが、もう品川から一筋縄では行きません。なにせ元は歩きを前提にした地図。道路や交差点を陸橋で渡ったり、地下道を通過したり、地図に道が載っていないので普通にルートを書こうとしても繋がらない場合が多々あります(苦笑)

結局その都度直線ツールに変更して元地図を参考にして適当にルートを設定、と言う作業を繰り返します。特に酷かったのが箱根八里!もう半分以上道路じゃないですww

そして一日の走行距離ですが、過去二回の実績で一回目は三泊四日で茨城-大阪、二回目は同じく三泊四日で小田原-大阪。それぞれ(日によって大きく変わるけど)一日平均にすると160kmと140km。

はっきり言ってこのくらい走ると私のスピードでは走るだけで精一杯になり途中での寄り道なんて出来ません。ただでさえ今回は旧道をトレースする為にまっすぐ走る道の方が少ないのではと思うほど。国道を波縫うように道があったり、商店街を通過したり、4車線道路を渡らなければならなかったりとスピードが出せない事は初めから分かっています。

と言う訳で、今回は一応の目安を一日100kmとしました。これだと三泊四日では京都に辿りつけない。だけど5連休は無理があると言う事で街道歩きでは定番の途中分割を敢行。前半と後半に分けて合わせて旧東海道を走破!と言う事にしました。

最終的に宿場の位置や輪行の為駅までの距離を考慮して、初日が日本橋から箱根湯本、二日目が箱根越えて静岡まで、そして三日目でギリギリ愛知県入りして豊橋までとしました。

前フリだけで結構な量になってしまったので、実際の走行については次に持ち越し。

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PBP間もなくスタートです!

PBP、それは世界中の変態・・・もといランドヌール達が4年に一度フランスのパリに集まり、パリ-ブレスト-パリの往復1200kmを制限時間80~90時間で走り切る、世界で最古の自転車イベントであり、ランドヌール達にとっての最高峰のイベントである。

さて今年は17回目の開催年であり、この後16:00(日本時間23:00)から各クラス順次スタート。日本からの参加者は150人を越えているようです。

オダックスジャパンがツイッターを設定していますハッシュタグ

#pbp2011aj

こちらを検索しますとリアルタイムの雰囲気が満喫できます。遠くフランスの自転車イベントをリアルタイムで実感できるなんて本当に凄い時代になりましたね~


さてこんな素敵なイベントに参加する為には各国において先ずSR(シューペル・ランドヌール)を取得する事が最低限の条件になります。また年々参加者が多くなるPBPでは今回より国別に参加者数の制限が行われ、その制限数は前年の各国のブルベでの総認定距離に応じて割り振られる事に。

日本ではこの情報と折からの自転車ブームにマッチしたのか前年の走行距離は相当なものになった様です。

その恩恵により今回のPBP参加者は前年の走行距離に関わらず希望者は全員参加出来ました。一応貧脚で最近全く走れなくなった自分も年初の事前登録を行ったらAJからあっさり参加出来ますよ~と言う返事を3月初旬に貰いました。

うん年初には5%位は走れるんじゃないかな?と言う妄想を描いていたのだが、1月2月に参加した200km,300kmでもう無理と言う気持ちになり、震災により言い訳の口実が出来たのであっさり断念。

でもやっぱりこうやって直前になり、楽しそうな呟きをみているとやっぱり色々後悔の念が浮かんでくる。もっと真面目に走っておけば良かったと・・・


うん暗くなっても仕方ない、また少しずつ走ってみよう!

フランスの空の下走る皆さん、無理はしないでと言っても折角のイベントなので頑張ってしまうでしょうが、怪我や事故だけには気をつけて楽しんで走ってきて下さい!!

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BRM226 埼玉300km アタックビーフライン

土曜は今年初めての300km、AJ埼玉のアタックビーフラインに参加!

起きてから家を出るまで予想以上に時間が掛かって、スタート地点に着いたのがギリギリスタート時間直前。慌てて受付をし準備を済ませて10分ほど遅れて出発です。

前日までの暖かな天気から一転、西高東低な冬型で北風が冷たい寒い朝。天気予報では午前中北風で午後は南風に変わり風が強いでしょう、とか行きも帰りも向かい風になるふざけた予報が出ていました。

そんな訳で何時もの埼玉脱出ルートをビクビクしながら走っていましたが余り風が吹いていない?千葉に入って野田を越えて一番懸念していた利根川の土手もほぼ無風と思われる状況で助かりました。

PC1は遥か100km先なので適当に50km位でコンビニを探していたらセブンイレブン発見!って帰ってから気が付いたのだが、ここPC4でした(苦笑)

この辺で1時間後スタート組みの早い人たちにどんどん抜かれていきます。私は何時も通りの独り旅で定常運転。

岩瀬のPC1を通過して110km地点からいよいよビーフライン突入!

「ビーフラインとは痩せたアフリカ水牛を横から見たラインだと思ってください」AJ埼玉の説明より

・・・この水牛痩せ過ぎ、どんだけアバラが浮き出ているのかと小一時間(ry

テレテレと上っていると珍しく似た様なスピードで上る二人組みと一緒になり、その内の一人と狙った訳ではないけど何か抜きつ抜かれつな感じになりました。もう一人は余裕があるらしく先行。

ビーフライン出口で先行された方がいて、たまたま私が先になったのでそのまま折り返し地点まで御一緒することに。

PC2はドライブインで先程一緒になった二人とのんびりうどんを啜る。
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お腹がいっぱいになった所で再びアバラ骨へ向かう。行きと同じくテレテレ上っていると前方に押している人が居たのだが中々近付かない、追い抜いたと思ったら次の下りで一気に抜かれてまたその先で押している・・・

今までどんなに遅くても乗っていれば押して歩くよりもマシと思っていたのだが、世の中には私のスピードなら押して歩くほうがマシだと言う人が居る事が分かった(泣)

何とかPC3に到着、ここでご一緒させてもらったお二人はファミレスでデザート!と言って先へ

私はまたミニストップという事で気が付けば40分ほどマッタリしてから出発。

この辺で日も暮れてどんどん寒くなってちゃんと脚を回して体温を上げないと色々やばい感じになります。

PC4にたどり着くと先程の二人とまたばったり、何か不思議と御縁がww

一旦体を休めてしまうと次のスタート時に体が冷え切って温まるまで時間が掛かります。「寒い寒い」と叫びながら先を急ぐと後30kmと言うところでまさかのパンク!

不幸中の幸いだったのは、パンクした場所が灯りの乏しい田舎道の茨城を過ぎて、比較的灯りが多い野田の市街地だった事。

寒い寒いと凍えながら何とかチューブ交換終了。トラブルは無かったけど相変わらず時間が30分近く掛かるのは如何なものかと・・・せめて後10分は短くしたい

後はもう何か色々切れたのでひたすら漕ぎ続ける、埼玉の信号がひたすら鬱陶しくストレスに。

ゴールまであと1kmくらいで再びお二方に追いつく!何で私より圧倒的にスピードが速くてPC4でも先に出発した上に、私はパンク修理までしていた筈なのにこんな所にいるんですか?ww

そんな感じで大分遅くなりましたが無事ゴール、したのは良いけどこの先距離を伸ばすにはかなり不安が残る時間となりました。ビーフラインは確かに急坂が多かったけど、獲得標高で言えばそれ程でもないのに余裕が全くありません。

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